犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけ飼い方・外で飼う夏の環境とトイレ

質問内容
・問題の内容:トイレについてオシッコとウンチについて
・愛犬の犬種:柴犬 7か月から8か月くらい雄
飼い始めてからの年月日数はちょうど1か月超えたところ

・家族全員の年齢層、性別、一日の愛犬との同居時間
私は犬を飼うのは初めてです。2か月前に生後6か月を過ぎる柴犬がの里親になって・・と、取引先から言われました、これまで犬を飼わなかったのは家の母親が犬が苦手、妻も仕事で世話ができないのなら飼わない、とのことで現在は私の会社で飼うことに決めました。

しかし、社員には吼えないが、来客に吼える(当たり前の行動と思いますが)ので資材置き場の人のいないところで飼ってます。(コンテナーハウスを置きましてつないでます。300坪ほどあり犬は走り回れる環境でもあります)先生のご指導の通り、リーダーウォークから始めました。

(正直何もわからなかったので先生の著書に行き当たったのは3週間前のことです、)

ほぼ毎朝リーダーウォークをして散歩してます。エサは朝1回、150g程度与えております。

どうして良いのか解らないほど荒れてました。が先生の指導をよく読んで実践しましたところ、なんとすごく変わりました。今できること、無駄吠えはしません、お座りできます、ボールを投げると持って戻ってきます。

たくさんのことをいっぺんに教えるのはどうかと思い、1つずつ、少しずつ、しつけたいと思ってますが、問題はおしっこ、うんち、です、いつも散歩でします、(先生の著書には散歩でのおしっこ、うんちは散歩では禁止、となってます。)これをどのように改善したらよいでしょうか?

又、散歩中前に引っ張ることはすでにありませんが、腰を落として歩くことを拒むときはどのようにしたらよいのか、(待つのか、黙って引くのか・・・)拒む理由も2つあります。

用を足したい、時、又、前に側溝の溝ふた(グレーチング)をまたごうとしません。又、何もないのに拒みます(何を意味してるか?)
 
・過去の接し方と、一日の流れ

①過去はどういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
②過去はどういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
>、現在は仕事の合間にどのようにしてるか見に行きリードを解き一時的に開放してみます、喜んで草むらに行ったりし走ります。この時ボールを投げたりしてあそんでいます(20分程度)(毎日ではありません)又、車に乗って近くに乗せて行ったりします。(車のドアーが空いたら喜んで乗ります)

③過去はどういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
>、先生の指導の通り仰向けにして言い聞かせます。(おとなしくなります、わかってるのかはわかりません)

④過去はオヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
>、時折遊びの中でご褒美程度であまりたくさんは与えてません、

⑤過去は散歩は何分、どんなやり方でしたか?
>、現在は20分程度、朝、と夕方、できないときもあります。

⑥過去は一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
>、朝7時ごろにリードを解き、車に乗せ、車の通らない田んぼ道を20分程度散歩し(リーダーウォーク実践)(問題は上記のとおり)
戻ってから食事を与えます、1時間程度、いうとの時間を一緒にします、8時になり出勤しますので資材置き場につなぎます。時折、見に行きます(社員も時折会うこともあります)

コンテナーハウスと、犬から見た原っぱの視野の写真添付いたします。よろしくお願いします。


返答内容まずは環境のお話からです。鎖での直接の繋ぎ飼いは、犬にとってストレスが大きいです。鎖を長くすれば良いということではなく、狭くても良いので、鎖で繋ぐのではない囲いでの飼い方をおすすめします。

どうしてもやむをえない場合は仕方ないのですが、今回の場合でしたら、日除けは作ってあげましょう。金属性のコンテナは直射日光による加熱が危険です。

コンテナ下に潜り込めば、土の地面もありますし一見涼しそうなんですが、コンテナ自体が過熱していますので、周囲はやっぱり暑いです。

どちらにしても、雨風・雪なども防げますので、今回はブルーシートでコンテナ全体を覆うように、ヒサシ状に屋根のようなタープを作ってあげると、安く簡単で効果も高いので良いです。

そして排泄のお話です。

>散歩中前に引っ張ることはすでにありません・・

↑これでしたらそれで良いんです。ウンチを持ち帰るような、マナーをちゃんと守っていただければそれで良いです。

私が【散歩=トイレ】をおすすめしない理由は、トイレのために「外に連れて行け」と犬が要求吠えをしたり、散歩中にトイレしたくてとにかく引っ張り回る・・それを続けた結果、主従関係が崩れる・・ということが懸念されるからなんです。

ただし、実際に↓
>腰を落として歩くことを拒む・・
>用を足したい・・

↑この要素もあるわけです。もし家の敷地内でトイレを済ませたいならば、今は結果を求めないで散歩中にさせても良いのでひたすら「指示音の関連付け」に注力することです。

散歩中に犬がオシッコ・ウンチしても叱らないで、「チチチチ・・チチチチ・・」などの効果音を付けて関連付けをしておくことです。

そうしていきながら、同時に、言うことを聞きたくなるような関係作りもできてくると、飼い主の指示した場所でタイミングで排泄するようになっていきます。

>側溝の溝ふた(グレーチング)をまたごうとしません・・

↑こういう犬は多いです。犬は「高い・滑る・しなる・ずれる」足場が嫌いです。排水溝のフタなどは、犬には怖いのです。その下が深いということを分かっていますし、肉球の溝にフタの格子が食い込むのも痛いので嫌なんです。

我が家の大型犬も、小型犬でも大丈夫そうな細かい格子のフタですら嫌がってジャンプしたり、またいで通ります。

>何もないのに拒みます・・

↑人間には分からない音や臭いに反応して、様子を伺おうとすることもありますし、オシッコの度に飼い主さんが止まってくれることを学習した犬は、自分が一休みしたいと思ったり周囲が気になる時は、そうやってわざと止まることがあります。

特にここ最近暑くなってきましたね。そのために、こまめに止まって休憩したり、オシッコを小出しにしたくなる季節的な要因もあります。

ただし、結局それに合わせてしまうからドンドン犬が自分の要求を通そうとしたり、主従関係も崩れていく・・ということになってしまいます。

普段の何気ない接し方からの徹底、あお向け・リーダーウォーク・主導型のコング遊びを通して、これから関係作りを強化していってください。

無理せず焦らず少しずつ展開していけば良いです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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