犬のしつけがQ&Aで分かる!

保護犬のしつけでは生い立ちを可愛そうに思って甘くしないこと

質問内容
迅速な返信ありがとうございます。本の購入後はまじめにリーダーウォークと固めもやってましたが、犬が固めに慣れて位からたまにしかやらなくなりました。

リーダーウォークはリードを短く持ち、犬が別方向に進んだ瞬間リードを短く「クイッ」と引っ張って私の横に来させてます。歩くスピードを変えたりして落ち着いてるときは完璧ではないですが私のスピードに合わせて犬も歩いてます。

ただ散歩中の犬に出くわすと突進してしまうので、90度方向転換するかリードを踏んで相手の犬に飛びつかないようにさせてます。

主人が主に土手に行ったりしてます。私は噛まれた恐怖から相手してませんし、ごはん以外は無視してます。主人にもたまに噛みつくみたいです。興奮してる時は静かに低い声でダメと言っても効果なしです。

引き取った経緯は、山の中で産まれてすぐ位に捨てられて保護施設の方が保護して8か月位の時に我が家にきました。先住猫も我が家にはいるので、犬はケージにいれてます。(現在1歳半)。

以前は家にいる主人にはあまり吠えなかったのですが、今は私の状況と一緒です。吠えたら襖閉めての繰り返しです。今は開け閉めの繰り返しが面倒で、二人とも閉めっぱなしです。

対応のアドバイスですが犬は噛むときジャンプして上半身を噛んできます。常にジャンプするのでチョン上げするタイミングがありません。後、無視しながらシ!・・シ!lと言うのは目も合わせないで言うと事ですか?

後、吠えた時の対処はリーダーウォークをしながらシ!・・シ!を言うのですか?
オヤツはシャンプー後、外で日向ぼっこさせるときにあげたりしてますが止めたほうがいいですか?

今までに2・3回思いっきり噛まれたときに恐怖と痛みで号泣しましたが、そういう態度も犬にとってはダメなんでしょうね。それと半年前からたまに、私だけ自転車で散歩したりしてました。が!靴を噛んだり籠を噛んだりするので今は止めました。

それからもう一つ質問です。私の行動は今のところ以下の流れでも大丈夫ですか?

夕方帰宅=無視しながらリビングに行き座る=犬吠える=襖閉めっぱなし=犬にご飯=襖開けたままリビング=吠える=襖閉めっぱなし=私は寝るとき二階で犬は1階=翌日は朝から仕事なので相手しない、という流れです。

散歩や家でのスキンシップは恐怖心からこの二日間はやってません。夕方の散歩が無いので。昼前に主人が長めに散歩させてます。

上記のような流れで大丈夫でしょうか?長時間の無視は犬にとって大丈夫ですか?
何回も質問して申し訳ありません。


返答内容>犬が固めに慣れて位からたまにしかやらなくなりました・・

↑犬のしつけに完成はありません。毎日続けて主従関係を示して確認しなければいけません。

>無視しながらシ!・・シ!と言うのは目も合わせないで言うと事ですか?・・
>吠えた時の対処はリーダーウォークをしながらシ!・・シ!を言うのですか?・・

↑はい、そうしてください。浸透していくと、吠えた時に注意音として言うと機能するようになっていきます。

>おやつはシャンプー後・・止めたほうがいいですか?・・

↑止めましょう。ポンポン褒めがご褒美になるくらいの関係まで頑張らないといけません。オヤツを使おうと思われた時点で、精神的に負けてしまっています。ただ、大きい犬に噛まれ威嚇されたら怖いのは当たり前です。

無理しないで良いですので、、しばらくはご主人メインにして、あお向けなどに補助してもらいながら奥様が参加してください。主導型のコング遊びも良いです。ご主人がスワレ・マテなどのコントロールをし、奥様がコングを投げる役です。

ご主人に補助してもらいながら、少しずつ主導性を示していってください。

>私の行動は今のところ以下の流れでも大丈夫ですか?・・
>無視は犬にとって大丈夫ですか?

↑しばらくは、恐怖心もありますので、お一人の時は無視して毅然さを示してください。そして、犬の事を気遣ってはいけません。その意識が甘さになり伝わっているのです。

出来る限り、ご主人と奥様と犬の時間が合うように調整し、あお向けに参加したり主導型のコング遊びをしましょう。

捨て犬だったので、親犬がちゃんとしつけをしなかったり、人間と暮らしながら教えを受ける経験が幼少期に無かった犬はやっぱり難しいです。しかし、メールを拝見する限りでは悪い犬には思えませんし、先住犬が良い犬だと特に比較してしまって精神的にネガティブになってしまいます。

せっかくの出会いですし、犬もまだ若いですので、本当にやるだけやってそれでもダメなときは、ベテランのボランティアさんに里子に出す・・という選択肢もありますので、今は大きな気持ちで続けてみてあげてください。(先住犬と比較しない)。

ただし、その犬の生い立ちを可愛そうに思って接することは、甘さにつながりますのでご注意です。お子様がいらっしゃらないご家庭は特に犬を溺愛し、擬人化してしまいます。それが気になったので、今回犬の生い立ちも伺ってみたのです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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