犬のしつけがQ&Aで分かる!

生後6か月のミニチュアダックスフンド犬のしつけ・噛む事トイレの失敗

質問内容
もうすぐ6ケ月になるミニチュアダックス犬のオスを、生後2ケ月より飼ってます。ほかにペットはいません。

家族構成としては主人45、私46、子供二人(16、13の男子)の4人

スキンシップは、家にいるときに、なでてやったりします。(わりと小さいころからお腹をみせてごろんとしてきてました)

タイムスケジュールとしては

朝6:00頃から起たら、家族がそれぞれにおはようと、なでながら挨拶してました。しばらくして、ケージより出します。ケージの外では、いつも、リードをつけての状態なので行動範囲はリビングの限られた場所です。家族の朝食後、ドライフードを食べます。

共働きのため、昼間(7:40-17:30)は、ずっとケージの中で留守番です(添付)。ラジオをつけたままで出て行きます。ケージの中には、牛のひずめの噛むおもちゃ、ロープを入れてます。

帰宅後は、それぞれが帰ってきたよ、おりこうやったねとなでなで。しばらくして、またケージより出します。夕食の支度などが終わるまで構わず、もう少しまっててね~などと声掛けしてました。
 
その間には、ソファにのったりしてカバーを噛んだり、家具や、その辺においてあるものを噛んだりするので名前を呼んで、リードを引いて叱ったりしてます。

自分のリードも噛んで、1本は切れてしまいました。

夕食の前か後に散歩 平均30分
土日の休日は、朝から行くことも。

休日の公園では、芝生で100mほど離れたところから反対側の主人の所までダッシュさせたりすることも。

家族の夕食後、夕食、そのあと時々プレーンヨーグルトをやります。

その後、おもに主人が、ロープのおもちゃを投げてとってこさせる遊びをしたり、お手、お座りなどを教えたり(時々、おやつをつかうこともありました)。

10時ごろケージにもどします。

家族が12時ごろまで起きているので、時々目をさましたりしながら就寝

飼いはじめて暫くは、リードをせずに家中をうろうろしてましたが、トイレがなかなかうまくいかなかったので、リードをつけるようにして行動範囲を狭くしました。

トイレでちゃんとできた時は、上手やったね~となでてほめます。ただ、今でも、トイレのそばでの失敗もあります。飼いはじめた当初、トイレのしつけに神経質になってトイレの場所を鼻を押し付けて教えたりしてました。ストレスと、強制の反動でしょうね。

ものや、人をかむことと、吠えること(特に小さい女の子など)、時々トイレを失敗することで悩んでます。特に、最近は手をだしても噛もうとするので困っています。(多分はじめのころ、トイレのしつけで厳しくしすぎたのが原因かと思ってます)。

昨日より、リードウォークをはじめました。引っ張り癖があるので、立ち止まったり、方向を変えてたりしますが、かわらず、リードを短くもって、前に行かないようにして、ずっと散歩してるとちょっとお互いに疲れてしまいました。やり方がまちがってるんでしょうか。すぐにはうまくいかないと思いますが。

それまでは、ごろんと腹をみせて甘えてきたのが昨日は、散歩のあとは、お腹をさすろうとすると噛もうとしてきて、もっと難しくなりそうです。

飼い主の対応の悪さがもとだと思いますので、穏やかなペットとの暮らしをできるように、気長に頑張ろうと思います。よいアドバイスをお願いします。


返答内容犬は生後6か月になって、本来の成犬としての本能が出てきました。歯の生え変わりやホルモンバランスなど変化が大きく、精神的に不安定な時期でもあります。

犬は今までの人間家族の接し方をずっと感じて来て、それが現在の関係認識の結果となって表れてきました。今までの接し方・物理的な環境はいくつか問題がありましたので、一つずつ見ていきましょう。

>家にいるときに、なでてやったりします・・
>家族がそれぞれにおはようと、なでながら挨拶・・
>帰宅後は、それぞれが帰ってきたよ、おりこうやったねとなでなで・・
>もう少しまっててね~などと声掛け・・
>上手やったね~となでてほめます・・

↑意味の無い声掛け、ナデナデは犬の本能の視点からは従属的に映ります。犬の群れでは、下位の犬が上位やリーダーにすり寄ってナメナメして挨拶します。人間から撫でられる行為がナメナメと近いので誤解する犬がいます。

褒める時は、大げさや猫なで声でナデナデではなく、必ず良い型を取らせそこに指示音やジェスチャーを加えて、犬の肩をポンポンして褒めると良いです。

ちょっとした挨拶も、人間がすり寄ってナデナデするのではなく、オテでもスワレでも何でも良いので、何か指示を出し、犬ができたらポンポンで褒める・・出来なかったら型で教えて褒める・・そういう「主導」を徹底してください。(犬に挨拶をさせるような意識・毅然さが大切)。

仰向けが出来るということなので、ゴロンの指示音を関連付けて覚えさせ、それを挨拶代りにすると良いでしょう。そういう接し方にすれば、スキンシップも取れ動作も覚え、主従関係も深まっていきます。

あるいは少し時間があれば、部屋でリーダーウォークも良いし、主導型ボール遊びも良いです。

お出かけ前と帰宅直後は、犬と目も合わせず、かまってはいけません。5分以上は無視して下さい。かまうということは、犬にとって留守番時とのギャップが大きくなるということです。人間もそうですが、良い事も悪い事もギャップがストレスになります。

犬にとって、「家族はいつの間にか出かけていて、いつの間にか帰ってきていた・・」という自然な形にして、ギャップを作らないことです。

>時々プレーンヨーグルトをやります・・
>時々、おやつをつかうこともありました・・

↑オヤツは止めましょう。犬が摂取している栄養バランスが崩れますし、生後8か月過ぎてくると知能が高くなるので好き嫌いを覚え、ドライフードを食べなくなります。(ちなみにプレーンヨーグルトは人間用でしょうか。牛の乳製品は犬には脂肪分が多すぎて、消化が悪く、他の栄養素まで吸収率が悪くなります)。

そして、オヤツを使って犬に行動させていると、表面上はコントロール出来てしまうので、「関係作りが出来ている」と錯覚しやすいのです。これが最も怖い事です。

ケージから出して、リードで柱につなぐのはいけません。ケージから出して、「リードを飼い主さんが持って行動を主導する」のは大変良い事ですので、それはしてください。そうすれば暴走もトイレの失敗も防げますし、噛んだり吠えたりしたら現行犯ですぐリーダーウォークに移行できるからです。

犬を監視できなくて、柱につなぐのならケージに居させてください。つなぎ飼いではなく、ケージに居させる理由があるからです。つなぎ状態は、犬にとって「外敵は簡単に近づける・・でも自分は逃げられない」という強いストレスが加わります。

行動範囲が広い方が良いという問題ではないのです。むしろ行動範囲が広い方が、守るべきテリトリーが大きくなりストレスになります。

ケージの中に、四方天井が壁になった安心できるハウスがある・・狭くて良いのです。(トイレと水ボトルも常備)。運動や遊びは、監視できる時間にメリハリを付けて主導して、しっかり遊ばせれば良いのです。

>トイレの場所を鼻を押し付けて教えたり・・

↑これはいけません。犬のしつけで唯一、トイレだけは叱ってはいけません。犬にとっては、自分のしている行為はオシッコしているだけですから、叱られても理解できず、人が見ていない所でアチコチするようになってしまいます。

犬のトイレのしつけは、まず失敗による悪い癖を常態化させないこと→見れない時はケージに居させる→出したら横目(ジロジロ見つめない)でしっかり監視し、リードを付けて持っておき、ソワソワしたらすぐトイレに誘導させることです。

そしてトイレの上でオシッコしている時は、その間ずっとトイレを指差しながら「チチチチ」の指示音を関連付けながら、犬をポンポンして褒めることです。

ひたすらその繰り返しです。そして、ここでも主従関係が影響しています。

犬が褒められて嬉しい・・教えられたことを覚えたくなる・・そういう関係作りが出来ているか・・結局はそこに戻るのです。あお向け、リーダーウォークなどの手法の上塗りではなく、普段の何気ない接し方や態度しぐさなど、すべて犬独特の視点で見て感じているのです。それを絶対お忘れにならないでください。

>手をだしても噛もうとする・・

↑関係作りと並行して、直接の教えもしてください。噛んだら「ダメ!」と厳しく伝え同時に犬の口を軽く手で閉じます。それで終わりにしないで、良い型になったので「シ~!」の指示音を関連付けて口閉じをしながらポンポン褒めてください。

「シ~」にするのは、吠えた時も同じ指示音で止めさせることができるからです。

褒めたらすぐ口を解放します。そうしたら、あえてまた手をわざと犬に見せてください。噛んできたら先ほどと同じことを繰り返します。繰り返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて何度も反復してください。

続けても一向に変わらない・・犬が逆上する・・ということは、それだけ関係が崩れているということです。

リーダーウォークですが、関係が崩れている中で一日で結果が出るわけがありません。そういう期待は一切捨ててください。まず、ご自分たちのすべての接し方・態度を見直し、行動を主導する・・トータルでお考えください。

もちろん、リーダーウォークは続けてください。散歩時だけでなく、時間があったら家の中でもどこでもたくさんしてください。関係が崩れていた中で、犬のしつけを始めれば当然犬は面白くないので反発もしてきます。でも、それは犬のしつけが効いてきた証拠でもあります。

では、頑張って続けてください(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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