犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで怒る事が多くなって関係が悪くなっていく悩み

m1.png我が家の犬、コーギー(オス)3歳のしつけについて、御相談させて頂きたくメールさせて頂きました。

家の犬は、部屋にある物なんでも噛んだり、食べたりします。
今は、障子を破ってその紙を食べようとします。
他にも、カーペットをガリガリかいて、噛みちぎったり、トイレシートをかじったり、食糞もあります。

その度に、「ダメ」と怒ったり、口に入れた物は、おやつと交換したりするのですが、一瞬やめてその後すぐにはじめます。時々、おとなしくしているなぁと思うと、自分の前足をなめています。少し前はそれがひどく、タコができる程になり、病院で薬を頂いて飲ませるまででした。

タコは治りましたが、舐める事はやめません。病院の先生には、運動不足とストレスが原因だと(神経質な子とも言われました)言われ、散歩も、走らせたり、家にいる時はなるべくかまうようにしたのですが、よくなりません。

それに、人は好き(飛びついてしまいます)なのですが、犬が苦手のようで、散歩中に犬と会うと、最初はハナをつけるように近付いて行くのですが、相手の犬が少しでも動くと、ひるんで威嚇し吠えます。慣れさす為にドックランにも連れて行きましたが、結果は同じでした。

私は、ひとり暮らしなので日中はサークルの中で過ごしてます。サークルは120㎝くらいで、中で大小くぎられていて扉で行き来できます。小さいほうがトイレ用で大きいほうが寝る用だったのですが、体が大きくなってから自然に反対になりました。

朝は、私が起きてからすぐに犬の朝ご飯をあげて、仕事に出るまではサークルから出したままです。(ご飯の前は、必ずオスワリ・マテをさせて、私が「ハイ」と言ってから食べさせています。)

その間にも、部屋の物を噛んだり食べたりしますので、コングにおやつを入れてあたえたり、骨型のガムをあたえたりしています。

夜仕事から帰って部屋を開けると、サークルの中で飛び跳ねて、暴れるのですぐに出します。
その後、夜のご飯をあげて、散歩に出ます。

散歩に出るときも、リードをつける時にオスワリをさせて、帰ってきてから部屋に入る前にもオスワリ・マテをさせて、私が入ってから入るようにさせてます。散歩中は、常に引っ張られながら歩き、時には走ったり、マーキングもし放題なんです。

引っ張られたら、止まるようにはするのですが、おかまいなしに又引っ張るのです。

散歩から帰ってから、私の食事で、その間はサークルの中に入れてます。でも、その間もサークルの中で吠えたり暴れたりするので、朝と同様ガムをあたえたりしています。

食事が終わると、サークルから出し、その後ボールで遊んだり、ゴム製の輪で引っ張りあいをしたりして遊んでます。寝るまでは、ずっとサークルの外で、寝るのは中で寝させてます。

これが、だいたいの一日の流れなのですが・・・

常にかまっていないといけなくて、自分の事ができない状態です。かまわないと小さい声で吠えてみたり、私の腕をハナでおしてきて体をなでてほしがったり、ひざの上に乗ってきたりします。私が動くたびに、ついて歩きます。

太る体質の犬なので、あまりおやつやガムを与えないほうがいいのは分かっているのですが、自分の事をする時には、イタズラをしないよう、おとなしくしていてもらうように与えてしまいます。

最近、イタズラがひどくなっきて、褒めてあげるより、怒っているほうが多くなって、時には手をあげてしまう時もあって、いけない事だとわかっているのですが、何度怒っても、またはじまるのでつい、イライラしてしまい、犬のお尻を叩いてしまいます。

そんな私のことを犬も敏感に察知してるようで、怒ると機嫌をとるように甘えてきます。私の仕事の帰りが遅くなったりする事が時々あって、長い間ひとりでいる事が問題行動につながっているのでしょうか?

このままだと、犬との関係がマスマス悪くなっていくようで、どうすればいいかわからずメールさせて頂きました。


m2.pngやっぱり今回の原因はストレスなんですが、原因は複合的です。犬の体力も充実している年齢ですので、運動不足も若干あるんですがそれ以上に主従関係の不足が大きいです。

主従関係の不足は一見、犬の問題行動と直接的な関係はないと思われがちですが、犬の本能ではこれがストレスになります。

では具体的にお話していきます。

まず外の散歩30分以上は、基本毎日です。(体調が悪かったり天気が荒れている日は結構です)。夜ではなく、明るい時間帯に行き、出来るだけたくさんの人・犬、車や自転車などを目にさせ、社会化を促進してください。外の世界に触れる心地良い刺激がストレス解消になります。

散歩中に人や犬とすれ違うときは、先にスワレ・マテをさせて、飼い主さんも一緒に座ってあげて首輪をガッチリつかんでください。それで褒めることを繰り返すと、飛びつきもなくなります。

そして犬が吠えたら、「ダメ」と同時に口を軽くつかんで閉じます。吠えが止まりますので、そこで褒めます。開放してまた吠えたら同じことを繰り返します。

人や犬を避けないで、むしろ積極的に会わせてください。慣れる社会化のチャンスですし、飛びつきと吠えを教えるチャンスです。ですので、ドッグランもあきらめずに行き続けてください。1、2度では慣れません。たくさん経験させて教えてください。


主導型のヒモ付ボール遊びを、たくさんしてください。ヒッパリッコは、メリットよりもデメリットの方が多いので止めても良いです。対面しての力比べが対抗心をあおるのと、人の服やカーペットなどあらゆる物を引っ張る癖が付きます。

特に習慣になっていて、それが出来ないときがあると強い欲求になります。

主導型のヒモ付ボール遊びはたくさんのメリットがあります。自由運動、狩猟動物の本能のはけ口、集中力の向上、主従関係の構築です。必ずボールを投げる前に犬にスワレ・マテをさせ、できたら褒めてボールを投げる。出来なければ型をとらせて褒めて投げる・・ひたすらこの繰り返しです。

時には好きなだけボールを噛ませても良いですが、基本は投げたらすぐヒモを引いて回収します。ヒモを引きながら「コイ」の音の関連付けや、「ダセ」を型と音で覚えさせれば、ヒモが無くても回収できるようになります。

それからリーダーウォークを徹底してください。散歩時はもちろんですが、家の中でも時間を見つけては頻繁に行ってください。あお向けも同じです。特に食事前に行うと、犬と人間との主従関係がハッキリします。


全体的に犬のご機嫌や意向に合わせ過ぎている感があります。吠えるから・・暴れるから・・とお考えの上での行動ですが、それらがかえって犬の興奮をあおり要求をエスカレートさせ、主従関係が崩れる原因になります。

コーギー君の素性がすごく良い子なので、今はこれで済んでますが、今の対応を続けるといずれ噛みつきなどに発展してしまいます。
犬に先に食事、飛び跳ねるからケージから出す、オヤツ・・・体罰もいけません。イライラすると、どうしても目先の解決を優先してしまうんですが、関係は悪化します。

まず、散歩やボール遊びをしっかりやる時間が確保できればそれで運動や遊びは良いですから、ケージから出しての自由時間は作らないでください。犬は独りで広いテリトリーに解放されるとかえってストレスでそわそわし、イタズラするだけです。犬のしつけや遊び、団らん以外の時間はケージに居させてください。

落ち着けるハウスはあるでしょうか。四方天井が壁になったクレートやハウスが、犬は落ち着けます。

バタバタ騒いでも毅然と無視です。そして、スワレ・マテの指示で、静かに出来たら褒めて出す・・根気良く教えてください。特にお出かけ前と帰宅時は最低10分は目も合わせない完全無視です。挨拶などしたり、すぐケージから出すとギャップが激しくなりストレスになります。人間の出入りにも過敏になります。

犬の要求に合わせてはいけません。犬の食事も、ご自分が済ませてからにします。更に犬の食事前にリーダーウォーク、あお向けを徹底して主従関係を明確にさせます。

オヤツを与えることも、摂取する栄養のバランスが崩れますから一切止めます。要求もエスカレートします。骨ガムの目的はオヤツではありません。ストレス解消や歯とアゴの維持です。もし食べてしまっても安全なように・・という事で骨ガムにしています。ですので、骨型のオヤツではなく、皮タイプの大きめで固いものが良いです。常にケージに入れておきます。

長時間の留守番・・というのも確かに一因としては少しありますが、人間との暮らしのルールにもきちんと慣れさせないといけませんし、犬はちゃんと留守番出来ます。

問題はそれを気遣って、犬の要求に応えてしまうことです。これが一番いけません。ひざの上に犬が乗るのも支配性の現われです。可愛い・・とナデナデするのではなく、「ダメ」と伝えひざからおろして、スワレやフセ・・マテをさせて褒めます。

主従関係をしっかり積み上げて、ルールを毅然と教えれば犬はちゃんと理解して待ちます。出来ないのは毅然さが足らないから、教える数が足らないからです。

体罰によるしつけは逆効果なだけです。それを態度に変えてください。怒ったり体罰は悪循環になるだけで、犬は理解できません。それよりも毅然と叱って、悪い型を止めて良い型をとらせて褒める・・そう変えてください。

最初から出来なくても良いんです。毎日意識し続けるとご自分も変わってきます。自然に出来るようになりますから、やり続けることです。

犬のしつけの結果は、それをどれだけやったかに比例します。まずはご自分の意識改革から始めてみましょう。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


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