犬のしつけがQ&Aで分かる!

チワワなど小型犬へのリーダーウォーク

m1.png
先日は犬のしつけ相談ありがとうございました。今回は、「ツケ」と「リーダーウォーク」について、ちょっと疑問があるので教えて頂きたく、進捗のご報告かたがたメールいたしました。

おかげさまで帰宅時やエサの前後、あらゆる場面でのキュンキュン鳴きがなくなり、近頃めっきり犬の声を聞かなくなりました。(最近ではたまのくしゃみの「チュン」という声ぐらいです。)鳴きそうな状況がある時も、先回り「シー」で褒めて、鳴くタイミングを与えません。(笑)

室内での「マテ」「オイデ」「フセ」も覚え、部屋や玄関の出入り時の「オスワリ」→「マテ」→「ヨシ」も上手にできるようになっています。フローリングでのフセは嫌みたいで、指示のあと躊躇してからお腹を一瞬つけてすぐ起き上がりますが、冷たいところではあまり無理強いさせない方が良いのでしょうか。ラグの上だと完璧なので音と型は理解できているようです。

さて、本題です。立ち止まっているときの「ツケ」で、左側に来てオスワリして私の顔を見上げるところまでは、屋内でも何とか屋外でもできるようになったのですが、歩きながらの「ツケ」では、屋内でも外でも、進行方向によって(サークルや家への帰り道など)犬が前に出たがります。ゆっくり歩いていても、早足でも、走っていてもです。それでこちらが、目を合わせず(進行方向を向いています)急に立ち止まると、リードが完全に張る前に犬も足を止め振り返って、くるっと時計回りに私のまわりを一周して左側についてオスワリして私の顔を見上げます。で、また動き出すと犬が前に出て私が立ち止まって、犬が左側についてオスワリ・・の繰り返しです。

「前に出る場合は、犬がいる方向に急に何度も曲がると修正されていきます。」とHPのQ&Aで読んだので実践してみましたが、何せ1キロのチワワなので、私の足が左方向に急転換するとビックリして左に飛びのいて大きく離れてしまいます。それでまた犬のいる左方向に曲がるとまたビックリして左に飛びのいて離れる・・・。と言う感じです。

どうも、人より前に出るのがいけない、という事をうまく教えられていない気がするのですが、上記のように立ち止まったり左側に曲がる対応を続ければ良いでしょうか?そのうち理解してくれるのかな?それとも並んで歩くのが良くて前に出るのは悪いというのをもう少し分かりやすく教えてやる方法が何かないかな?とちょっと思っています。
ちなみに、全く逆方向(右や後ろ)に進もうとするとちゃんと付いてきて並んで歩けますが、一周してまたその方向に進んでみると、やはり前へ出ます。

外ではまだまだ立ち止まる事も多いので、その時は私も進行方向を見たままじっと止まり、しばらく動かない時は「ツケ」と言って呼び寄せますが、リーダーウォークで無言を通す状態から「ツケ」の声かけに切り替える正しいタイミングがいまいち掴めません。犬が横か前にいる時は無言で立ち止まったり逆方向に進むリーダーウォークで、犬が自分の後ろにいて動かない時は「ツケ」で良いのでしょうか?

その他、食糞やカリカリフードをトイレトレイに持ち出して一度口から出してから食べる・・・など、見ていて色々気になる行動は他にもありますが、これらは現行犯で注意・修正していけるようもう少し続けて頑張って様子を見てみます。当初と比較して直った問題行動も多いけれど、今度はまた別の行動がどんどん気になり出してきて。しつけはネタ切れ知らず、果てしないですね。良い事と悪い事は気長に教えていこうと思ってます。


m2.png犬のしつけはだいぶ進歩されていますね(^-^)
 
その調子で続けてください。そしてそれを必ず自信にしてください。とっても大切な事です。その自信は必ず犬に伝わり、良い循環になっていきます。
 
お話の内容全般に対してですが、先を急がなくて大丈夫です。職業犬ですら何ヶ月も訓練します。今の状況は大変素晴らしいですから、あせらず続けていただければ全然大丈夫です。主従関係が出来てくれば、あとは型と音で教え続ければ大丈夫ですのでどうかあせらないでください。
 
犬が先に歩く場合は、「左回り」も続けていただきたいのですが、「ダメ」の合図と同時に軽くリードで引き戻してください。そして隣まできたら「ツケ」と同時に褒めて理解させてください。その繰り返しです。もちろん、止まっても逆歩きでも良いんです。とにかく犬の好き勝手させず、飼い主が主導すればそれで良いんです。表面的なコントロールではなく、犬が飼い主の毅然とした態度を感じて、認める・・付いて行く・・それがリーダーウォークの目的です。
 
主従関係が完全に逆転している場合は声かけなどしないで完全無視でやるのですが、要求吠えも無くなってきたという事で主従関係はひとまず問題無さそうです。ですので、これからは細かい物事を教えるときはひたすら型と音で教えていきましょう。また、前に出るのは、まだ若さや経験の少なさからくる興奮や落ち着きの無さも影響していますので、これは長い目で見てあげ、教え続けてください。
 
それから食糞もフードの独占も、犬らしい本来の行動です。これも現行犯で型と音で教え続けるしかありません。そして大前提は主従関係です。
 
(人間もそうですが、気温が下がると体温を維持するため、その分エネルギーが必要になりたくさん食べます。下毛もたくさん産生しなければいけません。夏場よりはドッグフードは大目に与えてください。冬が終わったら春から夏にかけまた少しフードを少なくすると良いです。)
 
現在、大変良い調子ですので、自信を持ってあせらず続けることです。三歩進んで二歩下がることもありますが、一喜一憂しないことです。
 
では、また頑張って続けてください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針