犬のしつけがQ&Aで分かる!

ご飯を食べた後に機嫌が悪く唸ったり手を出すと噛みつく柴犬のしつけ

質問内容問題の内容は、ご飯を食べた後に犬の機嫌が悪くウーと唸ったり、手を出すと噛みついたりする事があります。一番下の息子が近づくと警戒して唸る。

犬種は柴犬の雄です。もうすぐ12か月で、昨年の10月から飼い始めています。知り合いの親戚の家で柴犬が産まれたので娘と一緒に見学にいきました。娘は以前から柴犬を飼いたいと言っていましたし見たら本当に可愛いので譲って頂くことになりました。

家族構成は父母50代・長女20代・長男次男10代

一日の犬との同居時間は日中は父と一緒に過ごしています。夜になると家族の誰かが常に遊んであげてる状態です。

一日の流れは
6時半に散歩 7時ご飯 (時間は正確でなく、その時によってバラバラだったり)
散歩から帰ったらブラッシンング・マッサージ。
なんとなく のんびりと夕方まで過ごす。
夕方から元気すごく元気なので子供たちと遊んだり。
19時にご飯 ご飯の前に散歩するときも。
ご飯のあとは20時半ごろ散歩に行きます。
22~23時にはゲージの中に入れて電気を消して家族は就寝につきます。

①犬が遊んで欲しそうな目で見てきたときに、ボールを投げて持ってくる遊び、タオルの引張りやっこ、ハードルジャンプ、ボールキャッチなど。

犬が寝ている時でも可愛いので近づいてヨシヨシと撫でる(父以外全員)
常に誰かが触っている。

②しつけは、犬が唸って怒った時に「ダメ!」と言って口を持っていましたが...大きくなるにつき怖いので首を持って外に出したりしていました。
物を噛んだりした時にも「ダメ!」と言っていましたが。あまり聞いてない様子。

名前を呼んだり、「おいで」と呼んだ時に来た時には褒めるなど。お座り、お手などが出来た時はほとんど、おやつを与えてやっていたので、おやつが無いとやりません。

③抱っこは一日に何度もしていますが、ちょっと嫌そう・・・じっとはしていますが、あくびをしています。可愛いからと皆でおやつを与えて芸をさせていました。

④散歩は朝と夜の2回30分位。リードをつけて一応人間よりも前を歩かせないようにしていますが、結構リードを引っ張ってそうしてる感じです。

おしっこのポイントでは止まってあげて、ウンチのタイミングがなかなかわからないので、歩きながらポロポロ出てしまったり...と色々です。

⑤一日の流れは先ほどざっくりと書きましたが 休日には朝の散歩が遅くなることもあります
今は暑いので 朝7時までには終わらせるようにしています
朝に行けなかったら夜暗くなってから必ず行くようにしています 基本雨の日には行きません

⑥2階のベランダで飼っています。家の中にも自由出入りしますが。寝るときは基本外のハウスで寝ます。

トイレは子犬の時はシートでしていましたが、散歩に行くようになってからはお散歩でします。ウンチは散歩では殆どせずにベランダの決まった場所でするので、そこでさせています。

おしっこもたまにそこでするので、した後はかたずけて水で流しています。(写真を添付しておきましたがわかりにくいようでしたらすみません)

 

返答内容

今回は、ご家族全員で反省と意識改革をしなければいけません。

犬が誤解してしまうような接し方を全てしてしまいました。そして、柴犬君に感謝しなければいけません。今回の柴犬君はとても素性が良い子なのと、生い立ちが良かったのです。

普通の犬だったら、今回のような接し方では6か月くらいでもう手におえなくなっています。でも、柴犬君の素性が良かったのと、ブリーダーではなく、一般家庭で親兄弟とずっと過ごせたからです。噛み癖は、親犬がしつけて教えてくれたり、兄弟ゲンカで学んだりできるからです。

ペットショップの犬だったら、ひどく噛まれて大変だったでしょう。

今回は運が良かったです。感謝して、もう一度犬のしつけを学び直して、頑張って続けていきましょう。

意味なくジロジロ見つめ、猫なで声でナデナデ抱っこにオヤツ・・

これらは犬が誤解する接し方です。

下位の犬は、上位やリーダーにすり寄ってナメナメ挨拶してきます。上位は下位の上に乗って自分の優位性を示します。(下位はそれを受け入れる)

ナデナデ従属的な挨拶・・犬を自分の体の上に乗せる・・

それと同じことを人間がしてしまっては、関係が崩れて当たり前です。

今回は、本書とQ&Aサイトに書いてある基本中の基本ですので、もうこれ以上はクドクド申し上げません。

ご家族皆さんで、本書とQ&Aサイトを何度も何度も熟読されてください。犬の本質が何となく分かり、意識設定が変わっていきます。意識が変わったら自然に接し方が変わっていきます。

それに比例して犬の反応も変わっていきます。今回はそれで良いです。

意識設定を変えないで、表面上の手法だけ上塗りするのが一番危険です。それだけはお止め下さい。犬は反発するだけになります。

一番下の息子さんですが、もしかしたら何か威嚇したり叩いたりしたことが無かったでしょうか。もともと一番末っ子なので、犬が見抜いている可能性もありますし、犬が威嚇で噛もうとしたりした時に、ビックリしてとっさに手を上げて叩いたり、そういう素振りを見せたことがあったかもしれません。

あるいは、一番ナデナデ従属的な接し方をされてきたかもしれません。

まずは、本書とQ&Aサイトを熟読していただき、従属的な接し方を止めることと、接触は全て主導型にすることです。

無視だけでは何も変わりません。スキンシップも必要です。問題はそのやり方なんです。犬が誤解しないようなやり方・主導型が大事なのです。

まずは皆さんの意識改革です。柴犬君はちゃんと感じ取って適応していきます。

もう1歳なので、ある程度基準値が固まっているので時間はかかります。激変しないで、少しずつ変えていくことです。

一度本書はもうお読みになったようですので、間違いには何となくお気付きと思います。ご家族皆さんで、必ずQ&Aサイトも熟読され、家族会議でルールを統一されてください・・・

 

犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針