犬のしつけがQ&Aで分かる!

すぐ怒って噛んだり吠える柴犬のしつけ

質問内容お世話になります。すぐ怒って噛んだり吠える柴犬のしつけです。

質問です。こちらがボールを投げても取りにいかず遊ばないときは、そのまま、また柴犬をつなげればいいのでしょうか?
もともとあまりボールなどで遊ぶことがそこまで好きではありません。たくさん遊ぶこともあるはあるのですが...

また紐をつけたボールを投げてみましたが、紐と、こちらが紐を引っ張るとボールが動くのを怖がってそのボールに触らなくなりました。極度の怖がりなので音の出るボールも一切だめです。

あと、これから夏にかけてエアコンのある部屋で留守番させるためにゲージをリビングでなく、隣の部屋に移しました。

その部屋に人が行き来することはないので、今柴犬は人がリビングにいる間はソファの足などでリードを固定して自由には動けないけれどゲージなどには入っていない状態です。

眠くなったりすると近くを通ると唸り吠えて怒ります。なので、いつも21時ごろにはもうゲージに入れて目隠しもして寝かします。

ゲージがリビングになくなった今の柴犬の置き場所はこのようでいいのでしょうか?

柴犬が吠えて怒ったときに、すぐリーダーウォークをしなければいけないのは読んでわかったのですが、その状況でリードを取ることが怖くて出来ません。確実に出血するくらい噛まれますので。

今はこちらが怒らずに何度かおすわりといってなんとか落ち着かせていますが、その行為はいわゆる下がリーダーにするというものになるのですよね?
そういった怒った時は何も声をかけず無視する方がいいですか?

お時間あるときにお返事いただければと思います。よろしくお願いします。

 

返答内容

普通のボールですと犬には面白くないです。

コングですと、不規則な転がりかたをしたり跳ねますので、捕食動物は気になります。

それでも興味を示さない場合は、ヒモを付けてチョコチョコ動かしたり跳ねさせたりしましょう。

それと、主従関係が崩れていると飼い主さんと遊びたがらない場合もあります。関係作りを続けて柴犬君に変化が出てくると、反応もまた変わってきます。

また、「飼い主さんが楽しそうに遊んでいるのを見せる」ことも大切です。それを犬が見て興味を持つこともあります。

家族で遊んでいると、犬が自分も参加したくなる・・ということがあります。

>遊ばないときはそのまま柴犬をつなげればいいのでしょうか?

↑こちらの意味が理解できませんでした。犬の繋ぎ飼いは止めてください。嫌がっているのを無理に遊ばなくても、リーダーウォークをしても良いですし、散歩に出かけても良いですし、リードを付けて「飼い主さんが持って」団らんしても良いですし、スワレを教えても良いですし、オテで褒めても良いんです。

柴犬君を見ていられない時間帯は、ケージ内に居させてください。

全ての根本は、「犬に飼い主さんの主導性と毅然さを示し続けること」です。コング遊びもリーダーウォークも仰向けも何でも、そのための手段の一つでしかないです。

「何をするか?・・」の手法よりも、「犬に飼い主さんの主導性と毅然さを示し続けること」←この意識を毎日毎日強く持って過ごす事です。

段々上手く表現できるようになっていきます。飼い主さんの態度は自然に変わっていきます。柴犬君も感じ取っていきます。

そこまでは根競べです。気持ちで負けないで続けないといけません。


>今の柴犬の置き場所はこのようでいいのでしょうか?・・

↑犬の居場所はコロコロ変えてはいけません。犬は環境の変化にとても敏感で、興奮がしばらく収まらずストレスになっています。

決めたら変えないでください。エアコンのお部屋に居させるならば、季節が変わっても、そこで普段も過ごさせてください。

団らんでリビングに連れて行きたい時は、柴犬君にリードを付けて「飼い主さんが持っておくこと」です。いつでもどこでも柴犬君の行動は飼い主さんが主導してください。できない時は出さないことです。

どこかに繋いでおく・・というのは止めましょう。

ちなみに、柴犬は日本古来の土着犬ですので、日本の夏の暑さにも対応はできます。

窓を開けておいたり、換気扇や扇風機で大丈夫です。部屋に直射日光が入らない様にだけしておきましょう。リビングでずっと過ごしてきたのであれば、できれば今まで通りにしてあげた方が良いです。

ただし、初夏からブラッシングは毎日して、冬毛はしっかり落としていきましょう。そうしておけば、柴犬なら日本の暑さは大丈夫です。


>怖くて出来ません・・無視する方がいいですか?・・落ち着かせた方がいいのですか?・・

↑事前に、腕輪や古着を重ね着して作業用の革手袋をして、準備していてください。作業用の革手袋はホームセンターで500円くらいで買えますし、冬場の散歩時にも重宝します。

関係作りがある程度できるまでは、そのようにいちいち準備するのは大変かもしれませんが、無視だけしていても変わりませんし、主従関係はどこかでしっかり示さないといけません。

この壁を乗り越えれば、あとは楽になりますから、まずは主従関係の逆転が変わり始めるまでは、やるべき事はやらないといけません。柴犬君にそうさせてしまったのは飼い主さんです。

その責任は感じて、奮起しないといけません。

それができないと、気持ちで勝たないと、柴犬君にも認められないのです。

何度でもご相談に乗りますから、絶対にあきらめないで続けることです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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