犬のしつけがQ&Aで分かる!

トイプードルの飼い方しつけ3か月の子犬

質問内容
初めまして。夜遅くにすみません><

2週間ほど前から、トイプードル(♂)を飼い始め、生後3ヶ月になりました。私は20代で、家族は、父・母・弟の4人家族です。

犬を飼うこと自体初めてなので、どのようにトイプードルの飼い方しつけをいたらいいのか分からない毎日で、『犬のしつけ』と検索して堀川さんのサイトを見つけ、メール相談をしたお願いします。今悩んでいるのは噛み癖と、最近トイレも悩みの1つになりました。
 
簡単な1日の流れは、私自身がトイプードルと遊べるのは、仕事帰りの30分~1時間程度で、帰りが遅くなると、遊びの時間も終わりサークル内に入っているので、トイプードルと遊ぶ時間がない日もあります。

午前中は家には誰もいませんが、母の仕事が午前中のみなので、午後からは母がトイプードルと遊んでいます。飼い始めて2、3日して母が散歩に出てみると怖がっていたみたいで、外に慣れさせようということで、昼・夕方と庭で遊ぶようになりました。(朝も庭かリビングで遊んでいると思います。)

それからは、カーテンや窓を開けると外で遊べると思うのか、反応するようになったみたいです。夜はリビング内で遊んだり、おすわりやお手を覚えさせようとしています。えさやおやつを見せ、おすわりなどできたら与えて褒める感じです。おすわりをようやく覚えた?くらいで、名前を呼んでもほとんど来ません。

まず、噛み癖の件です。トイプードルは、プードル専門店で出会ったのですが、店内で他のわんちゃんと遊ぶ時、ボールを転がすとくいつき、ボールで遊んでいました。

なので、同じようなボールとスヌーピーのぬいぐるみ(ボールと変わらない大きさ)をサークル内に入れています。最初はサークルから出して遊ぶ時、ボールやスヌーピーも出して自由に噛んだりできるようにしていました。しかし、そうすると噛み癖がついてしまうため良くないと知り、サークル内に置いています。

ですが、噛み癖がついてしまったのか、手や足を噛むようになり、リビング内の植物の葉をちぎったり、カーペットをボロボロになるまで噛み続けたりと甘噛みがひどくなってしまいました。噛むとダメ!と言って仰向けにさせるようにしましたが、仰向けの状態でも噛むのをやめません。

それからトイレです。最初は、トイレシートでちゃんとできていました。サークルから出した時はトイレもリビングに出していましたが、カーペット・床の上でしてしまいます。私は怒らず何も言わずふいていますが、母や父は、こらっ!と言ったり
していたかもしれません。

それでも朝起きると、ちゃんとシートの上でおしっこをした跡がありました。ですが、サークルから出してリビングで遊ぶ前に、庭でおしっこをさせてからリビングに 戻るというのを続けていたら2、3日ペットシートで全くおしっこをしなくなったというのを知りました。

このままだと危ないので、ペットシートでおしっこをしていいというのを覚えさせるため、サークル内にトイレとベッドを一緒にしていたのを、母がサークルをトイレ、クレートをベッドと分けました。(母が書店で買ってきた本にトイレのしつけで、このやり方が載っていました。)

最初はクンクン鳴いていましたが、少したって鳴かなくなったので慣れたんだを思い、母がそのままクレートで寝かせました。

私は、少しずつ慣らしたほうがいいと思ったし、水を飲むことができないので、これは正しいのか不安でしたが、次の日の朝の留守番もそのまま クレートでした。(朝一度出した時サークルがいつもと違うと分かったのか、サークルに向かって吠えていました。)

そしてその夜帰ると、ボールやおもちゃが増え、リビング内で自由に噛んだり遊んだりさせていました。

相談したいこと、正しいのか間違っているのか分からないことがありすぎて、何から質問していいのかもごちゃごちゃしていますが、今はこのような感じです。長い文章ですみません。。。ご返答いただければ嬉しいです。

最初のサークル内と、トイレとクレートと分けた写真を添付してます。


返答内容メールをいただきまして、また本サービスのご購入ありがとうございました。

まずご購入時の自動返信メールでご案内した子犬解説と、本書内の子犬編、Q&Aサイトの子犬のカテゴリを熟読されてください。解説してあります。

そして、おさらいになりますが、根本的に子犬の現状を理解してあげないといけません。この月齢の子犬には何も求めてはいけないのです。あまりにも知能が低すぎることと、経験も何もない状況で家に来ました。

本来は、親犬や兄弟犬と数カ月過ごして、噛み癖をしつけされたり吠えて叱られたり兄弟ゲンカの中で学んでいく時期なんです。

その時期に引き離されていますので、今度は人間家族が親犬になったつもりで毅然とトイプードル君を教え続けてないといけません。もうこの月齢では、親犬はとっくに子犬をチヤホヤ世話することを止めています。しつけだけ毅然としています。

手法も接し方も飼い方も、アチコチをつまみ食いしてはいけません。犬のしつけは全てつながっています。「この人の価値観と合う」と思われたら、その人の言うことだけを実践してください。自分の気に入った部分だけアチコチからノウハウを集めるのは危険です。

子犬の段階では、いつでも水が飲めて排泄できるようにした方が良いです。成犬になればコントロールも上手くなっていきますが、子犬の段階では無理です。

そして噛み癖もすぐ直ると期待してはいけません。毎日毎日しつこく教え続けないといけません。主従関係も示して関係作りを続けないといけません。

口閉じや仰向けで暴れが激しいようなら、口の中に噛まれた手を押し込んであげるのも良いです。「シ!」の注意音で、仰向け・口閉じ・指入れ・あるいはリードを付けておいてチョンと一瞬引き上げてもいいです。4つやってみて一番効果のあるものを選んでください。

4つ並行してバランス良くやってもいいです。

トイプードル君との遊びは主導型にしてください。放して好き勝手遊ばせる・・というのは良くありません。トイプードル君にリードを付けて持つか、コングにヒモを付けるかどちらかして、「主導」しないといけません。もちろん最初からキレイに遊びはできません。遊び方も学ぶのに時間はかかります。

ただし、形はキレイでなくても良いので、絶対に「主導性と毅然さ」を忘れないことです。24時間365日、ご家族が意識しないといけません。

それがないまま、表面上の手法だけで、オヤツで釣ったりしつけグッズを使っても何も意味はないのです。

「主導性と毅然さ」の意識が根付いて、自然に表現されている・・・ということが最も重要なことなんです。トイプードル君は本能でそれを感じ取っていき、続けられ一貫されることで主従関係を理解し相手を認めるようになっていきます。

その関係が出来たら、シンプルに体現で教えるだけでトイプードル君はちゃんと覚えてくれるのです。関係がないから何をしても覚えません。オヤツが無ければソッポを向くし、食べたくなければオヤツがあっても言うことなど聞きません。

まず、お母様ほかご家族全員が、本書・私からのメール全て・Q&Aや子犬解説・販売ホームページを全て熟読されてください。

他のしつけ本の内容は忘れてください。私の内容が嫌なら一つのしつけ本の事だけを実践してください。アチコチからつまみ食いするのは一番良くないのです。

「これでいこう」と方針を決めたら、それを皆さんで2・3か月は一貫して続けてください。そして、今はあまりにも幼すぎて結果は出ない時期ですので、それは理解してあげてください。

さらに5か月くらいで反抗期がやってきます。自我・独立心・権勢本能も強く出てきます。7か月くらいからズル賢くなったり、相手を見抜く視点が鋭くなってきます。

人間で言う20歳は、トイプードル君では2歳くらいです。いかに今が幼すぎるか理解してあげないといけません。

ただし、動物としての本能・犬としての本能・感覚は鋭く持っています。今チヤホヤするような飼い方をすると、自分の立場や関係を誤解しやすくなります。それだけ十分ご注意されてください。

まずは家族会議からですね。皆さんで統一し、意識改革することがスタートです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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