犬のしつけがQ&Aで分かる!

10歳の犬もしつけできるか?トイレ・吠える・噛む・唸る

質問内容
いま10歳のミニチュアダックスの男の子と暮らしています。この犬飼い主(友人)がアパートに引っ越すから飼えない・・という理由で、昨年の1年ほど前に私が譲り受けることになりました。

問題点はたくさんあるように思うのですが、生まれてから友人と一緒に布団で寝ていたというので環境を変えるのはいいことなのかわからず、今も私とベッドで寝るようになっています。

一緒に寝ていることで私がリーダーではなく、対等か犬がリーダーになってしまということはあるのでしょうか?
それとも関係がきちんとすれば一緒に寝てもいいのでしょうか・・

今の問題点をあげたいと思います。

●玄関に宅配などがきたときに吠える
●留守のときにおしっこをカーペットなどにする
(トイレのしつけができていないようでしたがいるときはシートにできるようになりました)
●インターホンがなると吠える
●おもちゃやぬいぐるみをいったん持つと自分のものとし、私や子供がちょうだいと手をだすと唸る・取ろうとすると噛みつくと思います
●なでることを催促してくる
●散歩にいきたいとリードをもってくる
●知らない人に唸る・威嚇する
●足の裏をふこうとすると噛もうとする・威嚇する
●シャンプーカットにいかせてあげたいのですが、この状態なので私が伸びた毛をカットしています。

来た時はお座りもお手もできない犬でしたが、練習を繰り返したくさん褒めて今は餌やオヤツがなくても、お座りとお手はできるようになり、シャンプーもさせてくれるようにはなりましたが、まだまだ問題点だらけです。

犬のしつけの本を読んで、トイレは私が居る時にできるようになりましたし、お座りもお手も10歳にしてはじめてできるようにはなりましたが、子供の友達がきたときはいつもサークルに入れ、なにかある度に威嚇をしてるこの犬を見るとストレスになっているんじゃないか・・と、唸らなくても大丈夫だということをこの教材では教えてあげられますか?
あと上記の問題点も改善することはできるでしょうか?


返答内容犬のしつけは何歳になっても出来ます。その証拠に、10年近く甘やかされてきた犬が、色々覚えたわけですよね。犬は犬の本能に従ってシンプルに素直に生きているだけですので、環境が良くなれば、またそれに適応してくれます。

そして今回のダックス君はとても素性が良い子です。普通の犬はそこまで甘やかされたら、飼い主さんにも激しく噛み付いたり吠えて手に負えなくなります。ダックス君の素性が良い子なので、なんとか犬の状況でおさまっています。

ただし、

>対等か犬がリーダーになってしまうということはあるのでしょうか?・・

↑すでにそうなってしまっています。
その証拠です↓

>私や子供がちょうだいと手を出すと唸る・・
>足の裏をふこうとすると噛もうとする・威嚇する・・
>なでることを催促してくる
>散歩にいきたいとリードを持ってくる

↑自分の要求を主張し、行動を主導しています。犬がワガママ王子様で、人間家族が召使状態です。

今回は少し関係改善に時間がかかります。最初の接し方が間違ってしまったので、それが犬と家族との基準値になってしまったからです。犬は相手一人一人を見て感じていますので、最初の数日から毅然と接してあげれば、犬も理解して適応できたのです。

ですので、今回はあせらず少しずつ変えていけば良いです。急に全部を劇的に変えてはいけません。

まず環境です。

家族が直接見ていられる時間帯は、ケージから出して遊んだり団らんしてもちろん良いのですが、留守や家事中など見れない時はケージ&ハウスに居させましょう。寝る時もそうです。ケージ内にトイレ・水ボトル・四方天井が壁になったハウスで安心できます。

トイレの失敗も防げますし、放し飼いはテリトリーの拡大でストレスになります。接近者への吠えの一因になります。

それと問題行動の内、飼い主さんへの吠え唸り噛みつきに関しては、関係作りの問題です。子犬時代は知能が低いので甘噛みなどは直接教えてあげないと理解できないのですが、ダックス君はもう立派な成犬ですから、知能や経験の問題ではなく、飼い主さんへの要求や自己主張になっています。

今回は、本書で学ばれて関係作りを一から見直されると良いです。行動そのものは食べ物で釣って教えられますが、関係作りはできません。むしろ態度が従属的に映って、関係が崩れると思ってください。

次に他人や環境変化に対する警戒や威嚇です。これはまず幼少期の社会化不足が大きいですが、犬も哺乳類ですから生涯学べますので、あきらめないで社会化させてください。簡単に言えば「慣れ」です。

一日30分以上は外で過ごして、他人や動物・車や自転車などをたくさん見せるようにしてください。

そこで吠えたら直接の教えです。飼い主さんもしゃがんであげて首輪をガッチリつかんで「ダメ!」と厳しく伝え、犬の口を手で閉じます。そして叱って終わりにしないで必ず「シ~!」という音を関連付けながら、犬の口を手で閉じて肩をポンポンして褒めてから、口を放してください。(大げさや猫なで声で褒めるのはNG)。

口を放して吠えたら、また同じことを繰り返します。口を放しても吠えなかったら、しっかり褒めて何度も反復します。

そうやって、慣れる機会・教える機会を積極的に作ることです。悪い型を止めて・良い型を作り褒める。音とジェスチャーの関連付け・・これで覚えてくれます。

同じことを家での来客時や、おもちゃを取ろうとして犬が吠えたり噛んだりした時にやれば良いのです。教え方はシンプルで良いです。

そして、もっとも大事なことは、関係作りに戻るのです。どんな教えをしても叱っても褒めても、関係次第でその効果がまったく違ってくるからです。犬が認めていない人から、何を指示されても聞きたくないし、褒められても嬉しくないわけです。

そこでオヤツで釣って行動させてしまうと、関係がどれだけ出来ているのかが見えなくなってしまうのです。それが一番怖い事です。

関係作りの基盤は、普段の何気ない接し方・態度・しぐさ全てです。それらを見直さないで手法だけ上塗りしても、意味はなくなってしまいます。

今回良い機会ですから、しっかり学んで、あせらずジックリ取り組まれてください。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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