犬のしつけがQ&Aで分かる!

10歳のワガママ犬でも犬のしつけはできるか?→できます

質問内容
初めまして。突然のメールで申し訳ありません。実は犬の問題行動で日頃悩んでいる者ですが、ネットで貴殿のページを拝見し、大変興味を持ちました。

しかし、我家の犬にも躾が可能かどうか若干不安な点もあり、お言葉に甘えてメールをさせて頂いた次第です。
 
現在10歳になる黒柴犬(オス)を飼っている者です。初めて犬を飼ったので、十分な躾方法も知らずに、ついつい甘やかして、我が儘な犬にしてしまったと今頃になって悔いています。
 
一番の問題行動は飼い主に対しても、時々唸ったり、咬み付くようになったことです。特に食事中は小さい頃から、そばに寄せ付けず、手を出そうとすると咬みつきました。また、散歩途中に何か拾い食いをしたりして、それを取ろうとすると歯をむきます。また、身体に触られる事もあまり好みません。

「お座り、伏せ、待て」の支持はおやつがあるのが判ると一発でできます。一緒にボール遊びをしたりして可愛いときもありましたが、最近は咬みつかれるのではと恐怖心があり、犬との交流を楽しむ事ができなくなってしまいました。

色々と対処法を調べて、とりあえず主従関係を取り戻そうと、一週間前からリードウォーキングを頑張っています。マーキングや引っ張りはかなりなくなり、やはりこちらの躾次第だと痛感しています。因みに、犬は外飼いで囲いのある(一坪)所にいます。
 
長々と書きましたが、こんな10歳になる我が儘犬でも躾をし直せば、今からでもいい関係ができるのでしょうか? もう手遅れでしょうか?

教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


返答内容黒柴君は良い子ですよ。リードウォーキングを少しやってみて、明らかに変化が出ているわけです。それと10歳まで大きな問題がなかったわけです。

(そうなると、かえって気になるのは最近何か家族や環境、接し方に変化がありましたか? その影響で問題行動が出てきた・・ということもよくあります。根本的に犬の素性や飼い主さんの接し方に問題があったならば、もう生後6か月くらいで問題になってきます)

犬のしつけは何歳になっても可能です。人間と同じく知的哺乳類ですので、生涯学ぶことができます。実際に、少しのリードウォーキングで変わったのがその証拠です。ちゃんと環境に適応できる動物です。

ただ、リードウォーキングも手法の上塗りではなく、飼い主さんの意識や態度しだいで、また効果も増しますし、日常の何気ない接し方や態度の方がもっと大切です。他にも主従関係を作る方法は色々本書でご紹介しておりますし、個別のメール相談でいつでも何回でも解説いたします。

ただし、理想のイメージをあまり強く持ちすぎたり、結果を急がないことです。長年関係が崩れていたならば、犬にとっても、しつけが始まると面白くないので反発もしてきます。

でも犬を怖がってはいけません。その態度やしぐさも犬は敏感に感じていて、さらに見下します。緊張や興奮も犬に伝播して悪循環になります。噛まれるのが怖ければ、ホームセンターで600円くらいの作業用の皮手袋を買うと良いです。腕輪やタオルを巻くのも良いです。

飼い主さんも、それぞれ理想像が違いますので、どこまで良い関係になるかは断言できませんが、何もしなければ変わりませんし悪化します。やればやり続けただけ、結果は比例します。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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