犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬には結果を求めず甘やかしに注意し健康を最優先に

質問内容ご返信ありがとうございました。今日は、かなり興奮していました。(子犬2か月)

母が仕事から、午後4時過ぎに戻り(午前9時半外出)、ケージの中を見たら糞が散らかっており、糞で遊んだようです。(半分はひれトレイの上に残っていました)

そして堀川さんからのメールを読み、ベッドをはずし、ケージの中に段ボールを入れ、トイレを前に出し、ケージに付け、とりあえずですがペット用の多少前より滑らないシートを敷き、ハウス&ケージを整えました。(週末、ハウスの中と―ジの中用に、すのこを購入予定。しかし、マレーシアにすのこは無いと思うので、木板になると思います)

2回目の餌の後、一緒にひも付きボール、仰向けなどをして遊び、犬は寝ました。夜、6~7時に用事があり、私と母は留守となり、妹10歳と犬で留守番をし、戻ったら、また糞が散らかっていて(また、半分はトレイの上)、10分後くらい放っておいてから、トイレ&糞を片づけるためケージに近づいたら、トイレの外でオシッコをし、そのオシッコの中に入って、動いてしまいました。環境の変化によるストレスだと思います。

3回目の餌の後、うんちをきちんと私たちの目の前で、トイレトレイの上で出来たので「おりこうさん!」と褒めた、その矢先、自分のウンチを嗅ぎ、そして加えたので、その場で「ダメ!」と大きな声で母が叱りました。これで良かったのでしょうか・・・? 犬にとっては、ウンチをトレイの上でしたことを、褒められた途端、即行叱られた...になってはいないでしょうか?

次です。「3か月からリーダーウォークに少しずつ慣れさせる」とは、「2か月たって3か月めから」と「丸3か月たって4か月目」からのどちらでしょうか?

犬のクシャミなのですが、やはり堀川さんが指摘されたように咳もしています。購入時も、クシャミを結構していたので、その旨をペットショップの店員さんに尋ねたところ(その店員さんもくしゃみをしていた)、何も問題もないと言われたので、そんなものか...と眺めていたのですが、やはり変だな...と思います。

今週の木曜日(20日)に、我が家のペットになり初めての予防注射が予定されています。その時、そこの獣医さんに診てもらおうと思っています。

またこのぺっとショップには、ペットのホテルもあるので、今度犬を預ける時に、お世話になろうかな...と思っているのですが、このショップの店員さんに数々の疑問が生まれているので、預けるホテルを変えようかどうしようか、迷っているところです。

やはり生まれたてから、しばらくいたショップの環境や人がそのままあったところに預けたほうが良いのでしょうか?

毎日色々お尋ねしますが、ご回答よろしくお願いいたします。

 

返答内容

Q&Aサイトも良く熟読されてください。特に子犬関係のカテゴリです。

犬の生後2・3・4か月くらいというのは、本当に知能も経験も何もない小さな猛獣状態なんです。これはもう理解してあげて、何も期待しない・何も求めないことです。

少なくとも生後10か月くらいまでは変化が大きく大変です。知能も低すぎます。(でも感覚は鋭いです。)

子犬期は、求める時期ではなく「与える時期」(教える時期)です。

環境も変えたばかりですし、興奮するのは当たり前なんです。子犬とはこういうものなのですが、ただし、興奮させないように意識はしないといけません。

大げさに褒めたり、犬に理解できない褒め方・叱り方はいけません。

まず褒め方ですが、指示音も同じことですが、「おりこうさん」というのはちょっと長いです。犬の名前も読んであげて「〇〇良い子」で褒めますが(叱る時は名前は絶対に言わない)、その前に指示音ジェスチャーで褒めることを忘れないでください。

ただ「おりこうさん」と褒めても、犬には何のことか意味が分からず興奮するだけです。

トイレを指差し、「チチチチ」の音を関連付けることが一番の目的です。

>「ダメ!」と大きな声で母が叱りました・・

↑これはやってはいけないと、ホームページ・本書・Q&Aでも述べています。犬には意味が分からず防衛本能が強化されるだけなのと、特にトイレの失敗では絶対に叱ってはいけません。

犬はただオシッコ・ウンチしただけですので、その行為と叱られたことを結び付けてしまい、よけいに隠れて粗相や食糞をするようになってしまいます。

食糞防止やオシッコまみれにさせないためには、発見したらすぐマテで落ち着かせて、回収しながら褒めることです。(スワレ・マテは遊びを通して早めに教えましょう)

といっても、まだ犬の2か月では幼すぎますのですぐに結果は出ません。環境に慣れ、知能と経験値が高くなるにつれて良くなっていくものです。


ペットショップですが、自分の系列店(ペットホテルや動物病院)や用品類を勧めるのは商売上当たり前です。自分たちの非も認めないし、アレが良いコレが良いと色々お金を使わせるのが彼らの使命です。

特に外国人はそういうものです。日本人はかなり特殊な人種です。ここまで誠実で正直で仕事に熱意を持っている人種はなかなかいません。

ですので、商売が絡んでいる人の話を信用してはいけません。しつけの事は私に、犬の健康の事は獣医さんに聞いてください。

特に健康については、絶対に何か小さなことでもすぐ獣医さんに診せることです。犬は人間のように表情もないですし、体調不良や弱みを表に出さない本能があります。

人間が気付くような症状が出た時は、もう手遅れのことも多いものです。

おそらくこのメールが届くのは、そちらの時間では19日の朝かもしれません。予定より一日早いですが、動物病院に電話して事情を話し、今日予防接種とクシャミ(咳)の件を診てもらえないか聞いてください。

もちろん家族の予定しだいですが、今日行けるようでしたら早めが良いです。

そして、今後のペットホテルですが、動物病院でも預かりやホテル業をやっているところも多いものです。

衛生管理も体調管理もしっかりしています。可否や値段を聞いてみて、条件が合うなら犬を預けるのはホテルよりも動物病院が良いです。


>3か月からのリーダーウォーク(慣れさせる)とは・・

↑満3か月です。3か月経ってから・・ということです。2か月ではまだ骨格がしっかりしていませんので、急な切り返しは良くないです。

まずは3か月経ったら、遊び半分で良いので少しずつ導入として首輪とリードに慣れさせていくことと、満4か月になったら少しずつ強化してシッカリ厳しくリーダーウォークをやっても大丈夫・・ということです。

もちろん、体罰が目的ではありませんので、それはご理解ください。あくまで、リーダーウォークも仰向けも主導型コング遊びも、飼い主さんの「毅然さと主導性」を犬に示すための手段の一つでしかないのです。

そしてそれは、何気ない接し方しぐさ態度、褒め方・教え方にも全て言えることです。

いつでもどこでも「毅然さと主導性」を保たなければいけないのです。

そのために飼い主さんの意識設定が必要なのです。自分の意識の中にあることは、自然に出来るのものです。自然に一貫するから犬はそれを見続け感じ続け、相手を認めるようになっていくのです。

表面上のテクニックや、ほんの数週間で完成するようなものではないのです。

まだまだご家族皆さん、販売ホームページ・本書・Q&Aの熟読が足りていません。何度も何度も目を通して、意識を高めていってください・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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