犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで待てや伏せが長くできない場合の対処方法

質問内容
おはようございます堀川さん。

犬のしつけで飛び付きについて教えてください。

お座りから待てで、しばらく待てをしてるのですが、突然、私の腕にまたがり甘噛みします。

じゃれついてくるというより、かまってくれと言ってるように見えます。

しーと伏せをさせるのですが、しばらくたつと又、腕に股がり何かを要求してきます。

仰向け固めが嫌になると同じ行為をします。

この対処方法を教えてください。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

その子にとって、まだレベルが高すぎることを要求されています。

まずは、その子が出来る優しいレベルを把握してあげましょう。

例えば、スワレ・マテ、フセ・マテ、ゴロンでも同じですが、その子はちゃんと出来ています。

でも、長時間できないわけですね。

その子が今は3秒できるのなら、まずはそこでキチンと褒めてあげてください。

毎日毎日続けて、お互いに信頼関係を深めることが先決です。

それが続くと、もちろん信頼関係が深まって嬉しくなるので「もっと頑張ろう」という気持ちも芽生えますし、もう一つの要素は条件反射になります。

マテをしていて、褒められることでマテが終了という形になっていますので、犬はそれが定着してくると、『褒められるまで待つ』ようになっていきます。

ただし、そこまで行くには毎日コツコツ続けて定着させないといけません。

あまり高望みせず、求めすぎず、「そろそろ今の限界かな?」というタイミングを察知して、直ぐに褒めてあげてください。

最初は1秒でも2秒でも良いんです。

成功体験をたくさん積ませてあげてください。褒められることでそれが終了という形を定着させてください。


あとは、例えばケージから出て直ぐの時は、体力があり余っていて元気いっぱいですので、そういう時にマテばかりさせても効果的ではありません。

ケージから出す前に一回だけさせて、褒めたら、しばらく遊びましょう。

最初の10分くらい自由運動すれば、かなり心地よい疲れが出てきますので、そういうタイミングでマテをさせると犬のほうもやりやすいです。

遊びの最後になれば、疲れて眠くなりますので、フセやゴロンなどもやりやすいです。

反対に、元気な時は、コイやジャンプなどの動く動作を練習すると、犬が元気ですので動きやすいです。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
こんばんは、ご連絡ありがとうございました。

私が犬に高望みしすぎているのですね。わかりました。

とりあえずケージから出るときは一旦、お座りさせて待てを行い、散歩やリードウォークを始めています。

この形は正しいですよね?

伏せの後の待ては、少しずつ長くする意識で行う様にします。

まだまだ遊びが足りないのかもしれませんね。

少しずつ試して行ってみます。ありがとうございました。


返答内容
>一旦、お座りさせて待てを行い、散歩やリードウォークを始めています。この形は正しいですよね?・・

↑はい、大丈夫です。

犬が元気な時は、『待たせる系のしつけ』は短時間にして直ぐ褒めて止めて、『動く系のしつけ』の指示行動で教えると、元気で動きやすいので上手くいきやすいです。

特に、例えばケージ内でスワレ・マテをさせて、少し離れたところからコイで呼ぶと、元気に走ってきます。犬はもともとケージから出たくて動きたくてしょうがなかったからです。

反対に、動きたくない時には、マテの練習に適しています。散歩中に止まって動かない時などが良い例です。

求めるレベルを高すぎないようにして褒めてあげることと、犬がその時・その時で「どうしたいのか」「どういう状況か」を把握して、それに合わせる動きをさせるとスムーズにいきます。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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