犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで子犬との信頼関係を取り戻すには

Q.ご質問:
只今、子犬育て真っ最中の者です。

犬の躾・しつけとあせっているせいでしょうか、仔犬との関係が上手くいっていない状況です。甘噛み癖を直そうと、市販の犬のしつけ本をまねて実践しているのですが、最近は抵抗して本気で噛むようになってしまいました。

子どもや男の人にはお腹を見せ服従のポーズを取るのですが、私には見せなくなりました。嫌われているのか、信頼されなくなってしまいました。

ドッグトレーナーにお願いしようかとも思いましたが、まず信頼関係を取り戻したく、堀川さんの犬しつけ本を購入しようかと検討しております。


A.お答え:もし今、犬が生後2・3か月でしたら、とにかくあせって結果を求めないことです。この時期は知能も経験も全くない小さな猛獣状態ですから、結果は求めない・・でもやり続けなければいけない・・という一番難しい時期なのです。

また生後半年過ぎ、すでに成犬になっている場合でも同じです。結果を求め過ぎてあせると、ムキになって感情的になって悪循環になってしまいます。

おそらく奥様が一番犬の面倒を見ているんじゃないでしょうか。「犬は面倒をみてくれる人になつく」・・と言われることがありますが、これは「面倒のみ方」に左右されます。

犬のご機嫌に合せる・・チヤホヤする・・従属的に映るような面倒のみ方では、ドンドン関係が崩れていきます。人間側にそのようなつもりがなくても、犬の本能の視点は鋭く見て感じています。

意味なくジロジロ見つめ・・オヤツに抱っこ・・猫なで声で声掛けナデナデ・・可愛い子犬ですから、ついつい世話の中でそういう態度を見せてしまいます。

犬はその態度をずっと見てきて、段々と自分の優位性を感じていくようになります。その状態の中で、急に口閉じをされたり犬のしつけが始まれば、当然犬は面白くないので反発してきます。

ですので、まずは普段の何気ない接し方や態度・しぐさを、正しいものに変えていきましょう。また主従関係を作るための手法もいくつかありますので、実践していきましょう。

ただし、体のコントロールが大事なのではなく、意識からくる態度を示す方が重要です。各々の手法はその態度を示すための一つの手段でしかないのです。

例えばマズルコントロールや、あお向けでの暴れや抵抗が激しいなら、しばらくは距離が保てるリーダーウォークが良いです。まだ首輪も付けていない子犬なら、まずは首輪とリードに慣れることから始めましょう。

そして、遊びを通して関係作りをすることも大切なので、主導型のヒモ付ボール遊びが良いです。特に知能の低い子犬には、遊びの流れの中で「指示→従う→褒める」を繰り返し、自然に関係作りをするのが良いです。

それと、ドッグトレーナーに任せてはいけません。何の意味もありません。「子供や男性にはお腹見せ・・」ということは、犬が人間一人ひとりを見て感じている証拠なのです。ご自分が、犬と関係作りをしなければ何の意味もありません。

それと、プロの訓練士・ドッグトレーナーの目的はビジネスですから、そういう手法しか使いません。チョークチェーンや天罰方式による嫌悪刺激・・オヤツで釣る・・表面上早く整えて集金する・・それがドッグトレーナーの目的です。

しかしそういう「物の効果」を使ってしまうと、本当の関係がどこまで作れているのか見えなくなってしまうのです。だから「普段は良い子なのに豹変して急に噛みつく」という現象が起きます。

時間がかかっても、子犬の現状と向き合って、本当の関係作り(犬のしつけ)をしないと意味はないのです。人間の子育ても同じですね。託児所や保育所に預けてばかりでは、関係作りはできません。人間の子供は知能が高いので、成長に伴っていずれ家庭環境も理解してくれる場合もありますが、犬には無理です。

長期目線で本当の関係作りをしましょう。時間はかかりますが、その苦労もまた良い思い出になり、その分絆も深まります。

では、頑張って続けてください(^-^)


 


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