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犬の健康でフィラリア対策はどうすれば良いのか?

質問内容
犬のフィラリアの予防薬について質問があります。

以前ネットで読んだことがあるのですが、『今はフィラリアにかかっても治療薬がある。獣医師の利益のために、その事は説明されず、毎年薬を飲むよう飼い主に推奨している』とか?それは本当でしょうか?

愛犬にはできるだけ不必要なクスリや予防接種はさせたくないと思っています。

フィラリア対策をどうすれば良いのか?何か良い情報があればお願いします。


返答内容
フィラリアの予防薬は、しておいたほうが良いです。

例えば、他の寄生虫のように、腸の中に寄生して栄養素を取られるような程度なら、まだいいのですが、フィラリアはそれでは済まされません。

心臓に寄生しますので、心臓を食い破られた部分は回復せず、心肺機能にハンディを背負ったまま生涯暮らさないといけません。

そして、寄生した後に薬で駆虫した場合、その残骸が血栓となって、脳や肺などの臓器を詰まらせてしまうと、一巻の終わりです。

犬の寄生虫は山ほど種類がありますが、なぜフィラリアだけ検査と予防薬をあらかじめするのかと言いますと、今お話ししましたように、発見されてからでは致命的になる可能性が高いからです。

ワクチンも同じです。

もちろん、お金もかかりますし、ワクチンそのもので命を落とすこともありますが、統計上、寿命が延びるというデータがある以上、受けたほうが良いと私は思っています。

ただ、その時に、老犬で体力が衰えている場合などは慎重なほうが良いです。

私も以前、老犬でワクチン直後に死んでしまった子もいました。(標準寿命は超えていました)

でもワクチンをする習慣がもし無かったとしたら、もっと早く死んでいた可能性もあります。

フィラリアもまた同じです。

本当は、ノミ・ダニも予防薬を計画的にした方が良いですが、それは一般的には動物病院から案内ハガキは届きません。

道路わきや公園の雑草にも、ノミ・ダニがいて寄生することがあります。そこで媒介される感染症や寄生虫で死ぬ犬もいます。


ということで、私は、毎年のフィラリア予防薬と混合ワクチンの追加はしています。

そして老衰が深まってきて、体力が落ちてきたら、受けません。

ノミ・ダニの予防薬もしたほうが良いですが、私はついつい忘れてしまって、してない時のほうが多いです。(草むらに犬を近付けないようにもしています)

以上、私のパターンはそんな感じです。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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