犬のしつけがQ&Aで分かる!

可愛そうな境遇で育った犬のしつけ

質問内容私の犬は、とても複雑で、1歳までショップで売れ残っていたらしくガタガタにやせ細り、あちこち毛が抜け、目も傷ついていて、あまりに可哀そうで、お嫁さんが買ってきました。

飼われている間も、弱体されていたらしくとても、凶暴でした。食べ物を、ステンレスの器に入れると、怯えて後ずさりした状態で白目をむいてこちらを見ながら、いつも怯えていました。

その頃、お嫁さんは〇〇に住んていて、2週間後に〇〇に帰って来たのですが、私たち家族(夫、私、二男)には警戒して触ることもできませんでした。

お嫁さん夫婦は、犬を溺愛してベットに一緒に寝たり、いつもソファにいたりしていたので、近寄ると噛みつく勢いで吠えていました。(人間恐怖症のように見えました。)

その後、長男夫婦は、海外に出てしまい、私たち3人家族で犬の面倒を見ることになりました。現在は、私がほとんど犬の散歩、ご飯、トイレの世話をしているので、私には少しなついて居ますが、時々、食べ物やおもちゃを隠していた所に、座ろうとして、噛まれた時が3.4回あります。

それでも、お手、お座り、待て位はできるようになりましたが、我が家は〇〇を経営していまして、お客さんが多く、吠えたり、追いかけたり大変です。

〇〇もやっていて、毎日同じ人が出入りして犬を可愛がり触ろうとすると、逃げ回り吠えたり、なかなか楽しくは過ごせません。

犬は「来い」が出来なく、散歩に行く時が大変で、追いかけて、ようやく捕まえてから行く感じです。外で、逃げられたら大変で、どこまででも、全速で逃げていきます。

食事は、ドックフードだけでは食べないので、お肉を煮てその煮汁と一緒に挙げています。美味しそうな缶詰めやおやつのジャキーは食べません。おやつ無の1日2食です。

最近は、二男は可哀そうと言うのですが、なるべくゲイジに入れるようにしています。堀川さんの犬のしつけ法で、少しずつですがこちらの指示に従うようになりました。

まだ、来い、ができませんが、リードを付けているときは、ゆっくりですが近寄って来るようになりました。

〇月の中過ぎには、長男夫婦が戻って来るので、何とか良い子にして置きたいと思いますが、また飼い主が変わってしまうので、犬が戸惑うのではと心配です。

現在は、大きめのゲイジにトイレ、ベットを置いています。これからも、よろしくお願いします。

 

返答内容

まず今回は、「〇〇までに犬を何とか良い子にして置きたい・・」というような期限を設けてはいけません。少しずつ簡単なレベルから、徐々に難易度を上げていくように段階を作ってあげてください。

そしていっぽう、溺愛のような接し方は絶対にしてはいけません。

犬は、「僕がかわいそうな境遇だからチヤホヤしてくれている・・」というような理解はできません。犬にはそれを理解できる知能は無く、シンプルに犬の本能で感じて反応するだけです。

いつでもどこでも、毅然さと主導性は一貫してください。

この「毅然さ」は、叱る・・という意味ではなく、犬をチヤホヤしない・・行動は犬まかせではなく、指示や型作りで人間が主導してあげる・・ということです。

何か問題行動があっても、叱るのではなく、良い型を作ってあげて指示音ジェスチャーで褒めて体現させてあげることです。


もともと、犬は放し飼いのほうがストレスになります。守るべきテリトリーが広いわけですので、その分、守るための神経も使います。

ですので、普段はケージに居させて、巣穴感覚のクレートもあればベストです。無ければ、ケージの半分くらいを毛布か何かで覆って、暗く狭い巣穴感覚にしてあげましょう。

団らん・遊び・運動・散歩は、飼い主さんが主導してメリハリを持ってやれば良いだけのことです。


無理に仰向けやリーダーウォークから入らなくても良いです。まずは何気ない接し方しぐさ態度全体の見直しと、主導型のコング遊びをしてあげてください。呼び戻しやリーダーウォークも、その遊びの中で少しずつ混ぜ込んで教えていくと良いです。

楽しい遊びを通して主導性を示してあげれば、自然と良い関係が出来ます。あせって結果を急がないことです。

ドッグフードですが、ずっとそのままにしないことです。良質なドライフードなら、それだけの方が栄養バランスが良いです。

ただし、激変すると食べれなくなるので、毎日毎日、犬に気付かれないくらいほんの少しずつ減らしていけば良いのです。ちゃんと適応していきます。

食べ物を与えないわけではありませんので、お腹が空けば必ず食べます。

毎日少しずつ変えていって、そこでもし食べない時があっても、気遣いしないで毅然と下げて、次の時間まで何も食べさせないことです。

トッピングをしていると、どんどんエスカレートしていって、いずれドライフードを食べなくなる犬も多いのです。そしてまた、そういう飼い主さんの姿勢が、犬との主従関係ともつながっているのです。


では、まずは上記の事を続けていきましょう。

信頼関係がなんとなく出来てきたな・・と感じてきたら、あお向けしたり、噛み癖を注意する反復練習を集中的にやっていきましょう。Q&Aサイトの例を参考にされてください。

そして結局は、これから長く暮らすであろう息子さん夫婦が、しっかり犬のしつけを理解しないと何も意味がなくなってしまいます。

犬は相手一人一人を見て感じて適応していますので、「犬を良い子にして終わり・・」ということはありえないのです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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