犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬が遊びに飽きると噛み付いてくる場合のしつけ方

質問内容
①犬の問題の内容

ボール遊びに飽きると、吠えながら手を甘噛みしてきます。

痛いとかダメと言うと逆ギレしたようにもっと激しくなります。

マズルをつかんで仰向けにしてダメと低い声で注意しても物凄く興奮します。

興奮してきたら、一度落ち着くまでサークルに戻して、落ちついたらまた遊ぶという方法でもいいでしょうか?

あまり叱りばかりだと、私の手を怖がっているような気がします。

子犬でもやはりマズルを掴み注意した方がいいでしょうか。

ボールやトング遊びは楽しくできますが、急に手に興味が出てくるので、そうなると凄く興奮しますので、そのタイミングでサークルに戻すという方法がどうなのかお聞きしたくメールしました。

あと、子犬でもひっぱりの遊びはしない方がいいですか?

よろしくお願いいたします。


②愛犬の犬種、年齢・月齢、性別、(飼い始めてからの年月日数や犬を飼うことになった動機なども)

犬はトイプードルのメス、あと1週間で3カ月。うちに来てから2週間です。

主人が犬大好きで、12年ダルメシアンを飼っていましたが、亡くなって3年たち、以前から気になっていたトイプードルとの出会いがありました。

③ご家族全員の年代、性別、一日の愛犬との同居時間

夫と私40代、息子はあまり犬に興味なし。

昼過ぎから夕方まで留守番させています。

ご飯の前に30分ほど遊び、後はケージの中。あまり構っていません。

たまに主人が夜少し遊びます。お腹に乗せたりしているので、注意してます。主人へのしつけ?も大変です(笑)

ケージから出る前はおすわり。

出る時は首輪とリードを慣らすために付けています。

④本書を読む前は、どういうタイミングで、どういう「スキンシップ・遊び」をされてきましたか?

犬が来た日は何も知らず、やってはいけないことを全てやってしまいました。抱っこ、ナデナデ、自由にさせる、ソファに乗せるなど
ほんの10分ほどです。

しかし、すぐに堀川さんのホームページに巡り会え、その晩から、毎日毎日Q&Aを何度も読んでいます。

来てから、翌日から1週間は構うことなく、餌とトイレの世話のみ。

家族にお願いして、完全無視してもらいました。

おかげさまで、夜泣き、無駄吠えは今のところありません。

1週間が過ぎて、少しずつ出す時、おすわりしてからでます。

ボールや紐付きコングも、おすわりさせてから投げます。

焦ってはいけない、この時期は何も期待してはいけないと頭の中で言いながら、自分では毅然としているつもりですが、トイプードルがこんなにも激しいのを知らなかったので、これは犬のしつけを本格的にしないと大変な事になると毎日不安でおります(苦笑)


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

まだまだこの月齢では、知能も経験も何も無い小さな猛獣状態ですので、期待せず無理せず、教え続けていただきたいと思います。

それと、子犬は集中力が全くありませんので、30分も遊び続けることができません。

集中力は、せいぜい5分くらいが限界ですので、10分ほどしてグダグダになってきたら、もうアレコレしないでケージに戻して寝かせても良いです。

遊びや躾は、1回で長時間は無理ですので、小分けにして、10分×3回などにされると良いです。

成犬になっても、集中力が続くのは30分くらいが限界ですので、散歩1時間・コング遊び30分くらいで分割すると良いです。

ケージに戻した時に吠えるようでしたら、かまわないで『布掛け目隠し』をされてください。(詳しくはQ&Aで検索を)

それでも吠える場合は、注意音+リーダーウォークになりますが、まだ月齢的に無理ですので、4カ月過ぎるまではされないで、今はそっとしておきましょう。


また、3か月過ぎると首輪とリードを着けれますが、噛み癖が強くて口閉じや仰向けが難しい場合は、リードを活用した注意法にしましょう。

犬が噛んだら、「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げて注意+引き離しをします。

コツコツ淡々と注意し続けます。

ただし、お話ししたように今は幼すぎて集中力が続きませんので、遊び始めて10分以上経っているようでしたら、リードでの注意も止めて、過干渉はせず、ケージ内に戻してそっとしておきましょう。


>あまり叱りばかりだと、私の手を怖がっているような気がします・・

↑はい、その通りですので、ムキになって無理しないことです。


>子犬でもひっぱりの遊びはしない方がいいですか?・・

↑はい、されないほうが良いです。


では今日は以上ですが、お散歩の練習も必要になってきますので、団らん・遊び時は、リードを着けて持っておく癖にしましょう。

噛みつきも注意しやすいですし、トイレへの誘導やコイも教えやすいですし、自然とお散歩の練習や主導性を示す形になって良いです。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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