犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬との遊び方・外飼いで犬小屋に入るのを嫌がる犬のしつけ方

質問内容
堀川様、以前の別件でのご相談ありがとうございました。今日は2度目に相談させて頂きます。

犬はアメリカアキタ、24ヶ月です。2ヶ月の時にブリーダーから受け取り、飼いはじめてから、約22ヶ月です。家族構成は、私と妻、そして10代前半の娘がいます。

問題内容:

1.遊ぶ時

遊ぶ時に、私たちが主導して遊ぶために、リードを二つつなげてアキにつけて、フリスビーのようなものを投げて、Fetchをしています。リードを付けて遊ぶのは、戻って来ない時に、Comeといって、引っ張ってこちらにこさせるためです。

もう1つの遊び方は、リードの先に硬いゴムの輪を付けて、それを追いかけるようにして、つかんだら、Dr op itといって、落とさせるようにしています。

私が疑問におもっているのは、先ず、フリスビーを投げてとってこさせるときは、ほとんどの場合は私たちのところに戻ってくるのですが、私たちに取られるのがだんだんいやなようで、数回繰り返すと、いらいらしているようになり、下に寝転がりまわったり、ある時は、庭をくるくる走り回ったりします。

もう1つのリードの先に付けたものを追いかける遊びも、アキが追いついてそれを口でつかんだら、Drop itといって落とすようにしているのですが、アキはそれを続けてかみたいようで、私たちがとろうとするととてもいやなようです。そして、繰り返すと庭の回りをくるくるまわったりします。

私の質問は、この遊び方は犬のストレスになっていると思いますか?

それとも、まだ、犬のリーダとしての認められていないのでしょうか?

基本的に毎日、リードウォークは、遊ぶ前や、散歩の前にしています。子供たちにも徹底させています。また、仰向けになって、なぜることもほぼ、毎日していると思います。

2.犬小屋

昨年の秋に添付写真のように、犬小屋の周りに柵をして、しばらないようにしました。でも、最近だんだん入るのを嫌がっているように思います。

最近、私の妻は、入れることができ ないこともありました。庭にある物置の下にウサギや何かのどうぶつがすんでいるようで、アキがそれに気付いてから、そちらに執着しているようで、庭におしっこに出すと、物置の方に行きたがって、小屋に入りたがりません。

また、昨年の冬は非常に寒かったので、(マイナス10度以下が何度も)、家の中のクレートに入れたことがよくありました。また、最近、雨と嵐がひどい時に、入れようとしたら、非常に嫌がって、入れられないときもありました。

でも、そとの小屋の場合は、最初は直にはいっていたのですが、だんだん入るのを嫌がってきているように感じます。何か、考えられる原因や、改善点がありましたら、教えて頂けたら幸いです。宜しくお願いします。


返答内容
>この遊び方は犬のストレスになっていると思いますか?・・
>まだ、犬のリーダとしての認められていないのでしょうか?・・

↑これは両方あります。

と言いましても、遊び方自体が悪いのではなく、犬の好きにさせる時間も作ってあげると良いです。

最初は上手くいくということですので、最初の3・4回はしっかり回収して褒めて、その後はもう好きに噛ませて発散させてあげることです。

そうやって、犬が飽きてきたころに、最後にまた、呼び戻しと回収をして褒めてあげると良いです。

それも強引にやるよりは、犬が立って歩いてたまたまたこちらに近づいてくるようなタイミングが良いです。


そして、主従関係もまだまだ深まりますので、皆さんで本書とQ&Aの熟読は続けてください。意識と知識が深まっていきます。

ただ、現状はとても良いです。犬もロボットではありませんし、成犬になっても人間で言うと3・4歳くらいの知能しかないです。犬も犬なりに頑張っています。

例えば、犬が言う事を聞かない時に、歯を剥きだして唸ったり噛んだりするのは、主従関係がだいぶ崩れていますが、現状のレベルでは問題ありません。

時には、飽きるくらい発散させてあげれば良いのです。


>だんだん入るのを嫌がってきているように感じます・・
>何か、考えられる原因や、改善点がありましたら・・

↑こうなるのは当然です。

もともとは、常に群れの家族と一緒に居たいですし、
↓これによってそういうことができる経験をすれば、犬はあっという間に学習します。

>家の中のクレートに入れたことがよくありました・・

↑こういう矛盾やギャップがあると、次回から入れる時に「何でなのか?」と理解できないのです。寒いからとか、雨風だから今日は特別、などという事情は、犬の知能では理解できないのです。

外飼いとお決めになられたら一貫して、例外を作らないことです。

それと、室内と外の出し入れで寒暖差が激しいと、それも自律神経のバランスを崩してしまいます。

でも本来は、やはり外は心身ともにストレスが激しく寿命は短くなります。(秋田犬は寒さに強いですが、それでもマイナス10度は厳しいです。)

ですので、本来は室内飼いをおすすめしているのです。

ですが、ご事情も色々ありますので、外飼いとお決めになられたらもう家の中には入れないことです。


改善点ですが、お写真拝見いたしまして、環境自体はとても良いです。

ハウスの中でご飯を食べさせたり、一緒にたくさん遊んであげることで好きになりますが、やり過ぎると今度は要求吠えが出る可能性が高いです。

吠えてもご近所迷惑が無いようでしたら、ハウス内で一緒にたくさん遊んであげると良いです。

あとは、風で小屋が揺れたりギシギシ音を出さないこと。そして、寒い時は毛布をたくさん入れて湯たんぽも用意してあげて、小屋の出入り口に扉を付けるのも良いです。

それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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