犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけにも適した遊びと運動


m1.pngひもつきコングをコングに1.5メートルのタコヒモをつけて作りましたが、たこひもを噛もうとしてうまく遊べません。

遊び方をもう少し詳しく教えて下さい。

m2.pngこの時期は特に、知能が低いので慣れも必要なんです。最初に首輪を付けたり、リードを付けた時に嫌がらなかったでしょうか。それと同じで知能の低い子犬には、動くヒモやリードが別の生き物に見えたりもするのです。

また、「リードは自分の自由を奪うヤツ」、「ヒモはボールを勝手に持って行ってしまうヤツ」・・そんな認識もあります。

知能が低く経験も無い子犬は、そんなレベルなのです。ですので、しつけのこと・・社交性のこと・・なんでもそうなのですが、最初から何でも上手くいくはずがないのです。それが自然なのです。

まずは「慣れ」、「形にこだわらず遊ぶ」・・そんな意識から始めてください。

ヒモ付ボール遊びのポイントとしては、主導する・・飼い主を注目させる・・これが大事です。

必ず投げる前に、スワレ、マテをさせ、飼い主の指示に注目させるようにします。

ボールを持っていると、ボールばかり見ると思います。その時は絶対に投げず、「ミテ」と言って、自分の目を指差し、飼い主の目を見て注目するよう教えると良いです。

それができたら「良い子」で褒めて投げます。その追いかける対象(遊ぶ対象)がヒモであってもかまいません(笑い)。

目的は主従関係の構築、運動、ストレス発散だからです。

投げたらすぐ回収して、また注目の練習をして出来たら投げます。時にはしばらく与えたままにして、思いっきり噛んだり好きにさせてください。一通り遊んだらまた回収して注目の練習。

オモチャで釣って行動させる・・という意識は持たないでください。

遊びの主導権も、何事の主導権も飼い主にある・・それを見せ認識させることが目的です。


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m1.pngかれこれ一週間前になりますが、ひも付きのおもちゃを購入して遊ばせたら、かなりの飛びつきようで、噛む引っ張るといった行動が激しすぎて(凶暴過ぎて)このままではいけないのかも・・・と思いやめてしまいました。

子犬の時期、ストレス発散にヒモ付きボールで遊ばせてもいいのでしょうか?

m2.pngヒモ付ボール遊びですが、私が推奨する最大の理由は主従関係が保てるからなんです。ヒモがあるのでたぐり寄せて、飼い主のペースで中断したり再開したり・・つまり遊びを主導できるわけです。

ですので反対に言うと主導しないと意味が無いのです。

必ず投げる前に、スワレ、マテをさせます。そして飼い主に十分注目させます。それが出来たらボールを投げます。

噛み付きや引っぱりが激しい場合は、犬が噛む前にヒモを引いて回収してください。追わせるだけで良い運動になります。そしてまたスワレ、マテ・・注目したら投げる・・時には好きなだけ噛ませるのも良いです。(運動やストレス発散は必要です)。

犬はボールに注目しますので、人間の目を見るように「見て」の指示と同時に自分の目を指差します。見るまで犬の顔を手で自分に向けます。(これも型と音)。最初は少しでも見たら褒めてボールを投げましょう。そして徐々に目を見る時間を長く出来るようにしていきましょう。

それに限らず何でも良いのでとにかく指示を出す→犬が従う(あるいは型と音で体現させる)→また指示を出す→従う・・これをやればやっただけ主従関係が深まります。絆が深まっていきますし、犬も飼い主さんも自信が付いていきます。

ですので、意味無くかまったりせず、必ず何か指示を出し褒める・・そういう接し方を意識しましょう。

ただし犬の集中力も限界がありますし、子犬ならなおさらです。期待し過ぎると失望に変わってしまうので、大きな気持ちで望んでください。


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お世話になっております。犬のしつけアドバイスありがとうございました。私自身は仰向けまで何とかいきましたが、いただいたアドバイスを家族で一つ一つ実行していきたいと思います。ゲージとリードには随分慣れたようです。
リーダーウォークからはじめ、餌も息子からあげるようにしたところ、息子にあまり関心を示さなかった犬が、後ろをついてまわるようになりました。すぐに変化が見えて驚くばかりです。
 
申し訳ございません、もう一つお伺いしてもいいでしょうか?
 
コングを購入して、ひも付きボール遊びをしようとしますが、全く興味を示しません。動くものにあまり興味がないようです。(家にるザリガニだけは興味あるようで、じっと見て、時には反応します)呼ぶとしっぽを振って、とび跳ねてくることもありますので、何か遊びたいようですが・・・その時は、軽くじゃれあげ、仰向けにしてます。
主従関係を養う犬との遊び方が他に何かあればお教えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


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人間の文明との接触があまりなかった・・というだけですので、その子の場合は特に問題はないです。前回もお話しましたが、群れで暮らしていたので群れで生きるルールはある程度理解していますし、仲間とずっと触れ合って暮らしてきたので情緒も安定しています。また粗悪とはいえブリーダーが食事や水も与えていたわけですから、体罰がなかったならば、人間に対して好意はあるはずです。
 
あとは、人間の文明に慣れるだけです。ボールなどのオモチャなど見たともないですから、今は警戒したり興味がないのも仕方ないです。
 
主従関係が出来てきたら、ボールをわざと口に入れくわえさせ、「キャッチ」などの関連付けをさせ、ボールを取る練習をさせれば、取りに行くようになります。それができれば次は「ダセ」を教えれば回収できます。
 
主従関係が出来れば、型と音で教えれば色々覚えてくれます。犬は知能が低いので、とにかくシンプルに体現させてあげることです。
 
また現在、呼びかけに反応するということなので、スワレ・マテをさせ、少し離れて「コイ」・・もちろん褒める・・人間には退屈でも犬にとってみればそれだけでも楽しい遊びです。また良い運動にもなります。シンプルで良いんです。大切な事は必ず「指示を出す→従う→褒める」この主従関係が保てるパターンが大事なのです。その要素があれば犬との遊び方は何でも良いです。
 
ただし、オススメできない犬との遊び方は引っ張りっこと、追いかけっこです。引っ張りっこは、対抗心が強くなってしまうのと、人間の服を噛んで引っ張る悪いクセがつく場合があるからです。追いかけっこは、いつでも動く人間を追いかけてしまうクセが付いてしまうからです。
 
では、またジックリ続けてください(^-^)


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m1.png昨日は犬のしつけ相談でご丁寧なご回答をありがとうございました。

・食事の前など、家の中でのリーダーウォーク
・必要以上に声をかけない、目を合わせない

などなど・・を意識してやっていると、みるみる犬の表情が穏やかになり、動作も落ち着いてゆっくりになってきました。これからの成長過程で、まだまだ色々な場面にぶつかるかと思いますが、毅然とした態度、型と音で教える、ということを、根気よく続けて行こう、長い目で見よう、と心に少し余裕が持てた気がします。

ところで、今日の犬のしつけ相談なのですが、一日のうちで、夜寝る前のことが多いのですが、自分のベッドをくわえてブンブン振り回したり(唸りながら)、狂ったように部屋中を暴走する(全速力でハァハァ興奮しながら)ことがあるのですが、これは犬の行動からしたらどういう意味があるのでしょうか?たいていは3分以内におさまり、その後は何もなかったかのように穏やかになり、お水をガブガブ飲んでおしまい、と言った感じです。

これは運動不足だから?でしょうか?日中にもっとお散歩などで運動量をふやすべきでしょうか?
今は1日のお散歩は30分~40分くらいです。暴走する犬のしつけを、ご教授くださいませ。


m2.png生後6ヶ月になると体の大きさとしては、ほぼ成犬に近くなります。そしてここから骨格や筋肉が充実していきます。ですので運動量もある程度必要ですし、捕食動物としての本能のはけ口も作ってあげないといけません。先日お話したように成犬としての本能が色濃く出てきます。外の散歩自体は30分から40分で良いですが、それプラス、ボール遊びや室内でのリーダーウォークなどを30分から1時間追加するのが良いでしょう。
 
先日のメールでお話したとおり、飼い主が主導してボール遊びをコントロールしてあげれば、自由運動、捕食行動の模擬、主従関係の構築、遊びの楽しさなどなど・・良い要素がたくさん得られます。また家の中でリーダーウォークや呼び戻し(マテ・コイ)の練習をすれば、良い運動かつ主従関係の構築が出来ます。
 
あと、家族の寝る時間が決まってきたり、歯磨きなど決まった行動がパターン化してくると、犬は寝る時間だと分かってきます。すると、まだ遊び足りない・・もっとかまってほしい・・などワガママを表現することがあります。犬に合わせないで人間の家族のペースに犬を合わさせるように意識してください。ただし、先ほどお話した運動量や本能のはけ口も必要ですので、しっかり与えてあげてください。
 
犬のしつけとしては、まだまだ先は長いです。というよりHPにも書いたとおり、犬のしつけは犬の生涯必要なんです。また一緒に暮らすだけでは、犬は物事を覚えられません。楽しみながら何度も何度も教え続けることが重要です。これから特に反抗期で大変になります。
 
では、また頑張って続けてください(^-^)


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m1.png毎日、質問メールばかりで、すみません。。
 
犬のしつけにボール遊びを取り入れて良かったです。喜んで遊んでいます!
紐を付けて、私が動かしているので、それも犬のしつけには良いのですね。


m2.pngボール遊びに限らず、いつでも何でも主導してください。独り遊びや物の与えっぱなしはいけません。社会性も身に付きませんし、物への独占欲が強くなり、主従関係も作れません。
 
犬のしつけや犬との接点は必ず、「指示→犬が従う→褒める」のパターンです。
 
ボール遊びなら、スワレ・マテの指示・・さらにはご自分の目を指差し「ミテ」・・できたら褒めて投げる。(出来なければ型をとらせて褒めて投げる)。ボールを投げる前に、飼い主さんにしっかり注目させる事が重要です。

もちろん、まだまだ主従関係が出来ていませんから、最初から全部出来ることなどありえませんので、簡単なことから一つ一つ確実に覚えさせるようにしましょう。
 
投げたらヒモを引いて呼び戻しの合図を関連付ける、褒める。ひたすらこの繰り返しです。毎日毎日積み重ねて、主従関係も深まっていくと、ヒモが無くても呼び戻して合図で手の平にボールを出すようになります。
 
犬のボール遊びは、もちろん「遊びそのもの」も目的ですし、ストレス解消、狩猟本能のはけ口・・という大事な要素もありますので、時には思う存分ボールを噛ませてあげてください。楽しい時間の共有で信頼関係も深まります。
 

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柴犬2歳のしつけです。犬が家に来てから2カ月で座れ、待て(まだ長い時間は無理ですが、2メートぐらい離れてコイを言うまで待てるようになりました。)お手を覚えました。伏せ、ゴロンがなかなか覚えず苦戦中です。

でも、結構頑張っている方かなと思います。(仰向けの時に子ども達にも一緒にやらせているせいか、指示に従い待てコイでよく遊んでいます。そんな様子を見ていると犬を飼ってよかったと思います。)
 
犬とのボール遊びの具体的な方法も教えて頂いてもよろしいですか?
座れ待てをさせてから、その先の遊び方です。

いろいろあると思うのですが、何せ生まれて初めてこんなに犬と接しているので、どう楽しんでよいのか分からないのです。

細かいことになると思いますが、よろしくお願い致します。


m2.png良い感じで犬のしつけが進んでいますね。その調子で続けてください。もう2歳ですから、子犬と違って知能はある程度発達していますので、やればやっただけ結果に出ます。シンプルに教え続けてください。
 
まず私のヒモ付ボール遊びの目的から復習します。単なる遊びだけではなく、色んな要素を持たせるように考えます。
 
・自由運動によるストレス発散と体の育成
・狩猟動物としての本能のはけ口
・飼い主とボールを注目する事による集中力の育成
・常に主導することによって主従関係を構築できる「犬のしつけ」そのものになる
・お互い楽しいので信頼関係が深まる
 
以上、たくさんの良い要素があるので、どれか一つでも満たせればそれで本当は十分なんです。
でもせっかくやるので、楽しく主従関係を深めていきましょう。では、具体的な方法の解説です。
 
スワレ・マテは出来るみたいですね。そこにまず「ミテ」を追加しましょう。ご自分の目を指差して「ミテ」の音・・見なければ犬の下あごを手で誘導して、目を合わせるように顔を向けさせます。一瞬でも目が合ったら逃さず褒めます。そしてボールを投げます。
 
それを繰り返すと飼い主さんに犬が注目して、次の指示を待つようになります。
 
今度はボールを投げてからのお話です。
 
まず目的の中に、狩猟本能のはけ口もありますので、追いかけて・捕まえて・思う存分噛み付く・・・そういう時間も少し作ってください。ヒモでもボールでも好きなだけ噛ませてください。
 
でも基本は遊びを主導しますので、犬がボールを捕まえたらヒモを引いて回収します。マテができるならいったんそこでマテをさせると良いです。その間、犬は動きたくてしょうがないですから、そこで「コイ」の音を言い続け、同時にヒモを少しずつたぐり寄せてください。
 
目の前まできたら、もちろんそこでもコイの音で最後しっかり褒めます。次の段階では、ボールを出させる「ダセ」の指示です。犬の口の前に手の平を見せます。(オテと間違えやすいので、オテは手の位置を低く、ダセは口の直ぐ下に手を置くように高くして分かりやすくしてください)。
 
ただ単にダセだけ言っても犬には理解できませんので、これも体現です。片手は口の直ぐ前に出して、もう片手でボールを犬の口から取り出します。そして、手の平に乗せます。その間ずっと「ダセ、ダセ・・」と言い続けて音の関連付けをします。
 
あとはもうその繰り返しです。コイとダセが出来るようになったら、もうヒモは要らなくなりますので、取ります。もちろん、ボールに色んな動きを付けたければ、ヒモは付けたままでも結構です。
 
その他、結局は型をとらせて体現させ、そこに音とジャスチャーが加われば何でも覚えますから、好きなことを教えれば良いです。ただ、同時に平行してアレもコレも覚えられませんから、一つずつ確実にマスターさせてから次を覚えさせるようにしていきましょう。
 
犬を楽しませる遊びも大事ですが、本当の目的は主従関係の構築ですので、それを忘れないように常に意識してください。
 
では、また頑張って続けてください(^-^)


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m1.png3歳のチワワ犬です。引っ張りがなくなり、付いて歩けるようになってきたので散歩が楽しいです。

でも犬の遊びですが、コングにヒモを付けて、ゆすってみましたが犬は無視だったのです・・・が、教えてもらったことをチャレンジしてみます。

ありがとうございした。


m2.pngあまり気にし過ぎることはないですよ(^-^)

オットリした犬もいます。先ほどもお話したように、型で教えて、指示で取りに行き持ってきて出させる・・というゲームを教えてあげれば良いです。

また、無理にそれを覚えさせなくても、あお向けやリーダーウォークを遊びとして楽しむ犬もいますので、それができれば十分良いです。付いて歩けるようになったのですから、素晴らしいじゃないですか。

大事なことはいつでもどこでも犬を主導して、信頼関係と主従関係を作ることですので、極論は手法は何でも良いのです。態度だけで変わればそれでも十分です。

では、また頑張って続けてください(^-^)



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犬のしつけアドバイザー
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株式会社ホリページ代表取締役
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