犬のしつけがQ&Aで分かる!

物に対しての執着がすごくて困っている犬のしつけ

質問内容
我が家の愛犬が物に対して執着がすごくて困っています。

自分で何かを見つけて(輪ゴム、ヘアーピン、小さな金属物、等)食べてしまうため、取ろうとすると牙をむいて噛み付きます。血が出るくらいに。

日頃は温厚でおとなしく、散歩に行っても他の犬が(小さな犬でも)ちょっと吼えただけでも逃げてしまうくらい気が弱いです。

犬種:MIX犬(父プードル母マルチーズ)

年齢:2歳4ヶ月 性別:男の子

犬を飼おうと思った動機:妻と子供が癒しで飼いたくなったから

家族:父50代、母40代、10代後半の男の子二人

愛犬との同居時間:AM8:30~PM5:30まで一人(愛犬)で留守番です

①帰ってきたらすぐにじゃれて部屋で放し飼い。留守中も。
②しつけはご飯の時は良しと言うまで座って待ってます。
③常に抱っこします。甘やかして。
④散歩は朝、夕方約10分ぐらい。適当に同じ道を。
⑤朝起きてから7時散歩約10分ぐらい帰ってからオヤツをあげる、それからしばらくしてから朝ごはん8時半頃から5時半ぐらいまで部屋で留守番夕方6時から散歩して帰ってからオヤツ普通に部屋で放し飼いで8時過ぎに晩ご飯です!
⑧トイレは写真の正面窓の右横にあります。ゲージ〔左後ろ〕にもありますがそこではしません。


返答内容頑張っておられますね(^_^)

今回の原因は3つほどあります。

誤飲事故は大変危険ですので、早急に対策していきましょう。

誤飲事故で死んでしまう犬は多いです。摘出手術で死んでしまう子も多いです。

他には、電気配線をかじってしまい、感電ショック死したり、火事になるケースまであります。

ただし、あせって激変したり無理されないことです。優しいレベルから、段階的に慣れさせていきましょう。

■考えられる原因:

①発散不足(運動・遊び・捕食の疑似行動)

②放し飼いによる権勢本能のあおり

③主従関係の崩れ

の3つです。もちろん、コレクターなど生まれ持った個性も皆それぞれありますが、成犬になっても何でも飲み込むのはやっぱり異常です。

環境がそうさせてしまっている可能性が高いです。


①発散不足(運動・遊び・捕食の疑似行動)

テリトリー内をウロウロして、食べれそうな物を何でも拾って飲み込む、狩りをする・・・という行為は、本来の犬族が狩猟採集の営みとして自然に行っている行為です。

ですが、それが満たされていないために、部屋でウロウロ・異物を飲み込むという行為で、ストレスを発散する場合があります。

お散歩の時間が短く、放し飼いなので遊びらしい遊びもされていないかもしれません。

まずお散歩ですが、一日1回で良いですので、もう少し時間を長くしましょう。

最低30分、出来れば1時間です。

「小型犬だから散歩は短くて良い」とお考えになられる方がいらっしゃいますが、それは距離のお話であり、一定以上の時間は確保してあげてください。

小型犬は歩幅が短いですので、同じ時間歩いたら、距離は短くなるのは当然です。

でも時間はきちんと歩きましょう。

有酸素運動・狩猟の疑似行動として、発散もそうですし、心身ともに健康に影響があります。

そして、コング遊びでより狩猟本能の発散と自由運動をさせてください。

ただ、自由運動といっても犬だけ勝手に遊ばせるのではなく、主導型にして、主従関係も保ちましょう。

犬にリードを着けて、それを飼い主さんが持った状態で行います。

コングを犬がくわえたら、リードで呼び戻し褒めて、コングを出させて褒めて、また転がしてあげます。あるいは、転がす前にスワレ・マテをさせるのも良いです。その繰り返しです。


②放し飼いによる権勢本能のあおり

放し飼いされている範囲は、犬にとって自分のテリトリーになります。

さらに、飼い主さんとの主従関係が崩れている場合は、その中にある物は自分の物として独占したくなりますので、取ろうとされれば当然犬は怒ります。

また、自分のテリトリーが広くなれば、その分それを守るための神経も使います。気が小さい子は特にストレスになりますので、それも誤飲や噛み付きに影響します。

ただし、今までずっと放し飼いされてこられたのであれば、激変して急に閉じこめっぱなしでは適応できない可能性があります。

毎日計画的に、少しずつケージ内で過ごす時間を増やしていきましょう。

例えば、今日は10秒×3回、明日は20秒×4回・・・などのように、少しずつです。

特に、ゴハンをケージ内で食べさせたり、コング遊びをケージ内で一緒にしてあげるなど、楽しいことと関連付けてあげると良いです。

そして、ケージ内で長く過ごせるようになるまでは、床など犬の口が届く範囲には絶対に物を置かないことです。

無理のないように、毎日少しずつケージ内での時間を増やしていきますが、それでも吠えてしまうような場合は、『布掛け目隠し』をしましょう。

毛布のような厚手の布を、ケージかクレートに掛けて、中を暗く目隠しします。

イヌ科の動物は、地面の穴倉を巣穴にする特性を持っていますので、そういう場所が落ち着く傾向があります。

また、犬をケージから出している時間帯は、なるべくリードを着けて、それを飼い主さんが持っておくようにされてください。

誤飲事故も防ぎやすいですし、常に犬の行動を主導する形になりますので、主従関係作りに良いです。


③主従関係の崩れ

主従関係の崩れで権勢本能が刺激されたり、イライラのストレスになったりします。

また、誤飲を注意した時に、犬が言うことを聞きたくなるか、または反発して噛み付いてくるか・・・

主従関係があるのと無いのとでは、それだけですべてのことが全く違ってきます。

今回のマルプーミックス君は、もともとの素性が良い子なので、自然とズルズル甘やかしで来てしまったと思います。

良い子なので、ストレスを外に向けずにガマンした結果、それが誤飲という形で出てしまうのです。

もちろん激変しても適応ができませんが、確実に飼い主さんも変わらないといけません。

ご家族皆さんで、本書とQ&Aサイトを必ず熟読されてください。

家族間で一貫できないと、犬は矛盾やギャップに苦しみ、さらにストレス行動が悪化します。また、誰かを攻撃するようにもなります。

必ず皆さんで一貫・統一されることです。

猫なで声でナデナデ抱っこにオヤツ・・・では、やはり関係を誤解しやすいです。

かと言って、無視だけではスキンシップもできませんし、信頼関係も主従関係も、運動も遊びもできません。

主導型コング遊びで褒める、リーダーウォークで散歩する、団らんは抱っこではなく、となりにピッタリ寄り添わせるだけでも十分スキンシップになります。

意識は自然と態度に現れます。雰囲気が変わり、犬は感じ取るようになります。

一貫性が出るので、それを毎日犬が感じ続けて、認めるようになっていくのです。

本書とQ&Aの熟読で、知識と意識が深まっていきます。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


 


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