犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで子犬は興奮しやすく知能が低い

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現在、生後3ヶ月のメスのトイプードルを飼い始めたばかりです。

900gと小さいのに気が強く、あまガミから本気かと思うくらい強くかみます。女王様になっているようです。

とにかく手を噛んで興奮します。


m2.png現状の興奮と噛み付きの原因は、なかなか自由運動ができないストレスと社会化の不足です。家に来たその日から噛むのは、明らかにショップやブリーダーの環境が悪かった証拠です。
 
ちなみに通常、この時期の子犬は消化器官が未発達なため、食事はやっぱり3回~4回に分けてあげなければいけません。それは普通です。
 
また、この時期の子犬は興奮しやすいのも普通です。感情のコントロールも上手くできませんし、知能がまだとても低く、経験がないので怖がりです。風で揺れる木の葉っぱや動くリードまで怖がる子もいます。社会化の不足もあって、今は怖くて噛み付いている・・と考えても良いです。ショップやブリーダーが体罰をした場合もそうなります。主従関係の逆転で噛み付いているのとは、今はちょっと違います。
 
ケージから出してしばらくは、どの子犬も興奮して動き回ります。最初は少し発散させてください。ヒモ付ボール遊びが良いです。それで一通り遊べば落ち着きますので、そこで「あお向け」を遊びの流れの中で一瞬ひっくり返してみる・・そんなところから始めてください。ちょっと現状では体が弱そうなので、本格的なリーダーウォークや強いあお向けは、病気がある程度治るまではしないほうが良いです。
 
リーダーウォークというより、まずは首輪とリードに慣れるようにしましょう。怖がるようならすぐに着けずに、何日か見せ臭いを嗅がせたり舐めさせたりしてリードで遊ぶと良いです。その遊びの中でなんとなく着けてみる・・そんなところから始めましょう。違和感なく着けられるようになったら、家の中で軽いリーダーウォークや「ツケ」の練習をしてください。(その前にマテ・コイですが・・)
 
またホームページにも書きましたが、どうコントロールするか・・が重要ではなく、リーダーとしての毅然とした態度を示すのが目的です。それを意識しましょう。犬は相手の精神性をとても敏感に感じ取ります。興奮・動揺したり従属的な態度を見せないように心掛けましょう。
 
それと首輪を常時着けれるようになったら噛みグセを「型」と「音」で直しましょう。左手で首輪をつかみます。右手をワザと見せたり、顔を触ろうとすると噛もうとします。そこで首輪を軽く引き「ダメ」の音・・あるいは右手で軽く口を閉じて「ダメ」・・当然噛めませんので、左手で褒めます。
 
再度開放して、また手を見せると噛もうとするので「ダメ」・・この繰り返しです。手を見せても噛まなくなればOK。犬は知能が低いのでそうやって何度も何度も毎日毎日、自分で体現させて教えてあげないと覚えられないのです。物事の良し悪しは何でも型と音で・・。同時に態度、あお向け、リーダーウォーク、ヒモ付ボール遊びで主従関係の構築です。
 
(その他)
 
病気がちだからと言って、意味なく見つめたり、意味なくかまったり、オヤツ、抱っこはいけません。それらは犬から見ると従属的に映ってしまいます。声をかけたい、触りたいと思われたら、何か指示を出して出来たら褒めましょう。また、ヒモ付ボール遊びや、あお向けなど、主従関係が保てる方法でスキンシップをとってください。
 
また不在時の室温管理にご注意ください。病院と行ったり着たりで室温が違うと体に負担になり、この時期夏バテしやすいです。
 
できれば缶詰だけだと栄養バランスが崩れるので、ドライフードをお湯でふやかしたものも混ぜてほしいです。ドッグミルクも混ぜると体重を増やすには有効です。またもっと食事の回数を増やして(量は少なく)も良いです。(もちろんやってるよ・・と言われそうですが。おせっかいでスイマセン)。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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