犬のしつけがQ&Aで分かる!

家族がそばに居ないと吠えハウス内にオシッコをする犬のしつけ

質問内容
早速の返信ありがとうございました。丁寧なご指導に感激し、しっかり読ませていただきました。ご指摘の通り、良くないギャップをつくってしまっていたと反省しております。(ミニチュアダックスフンド犬5か月)

前回、ケージの写真を添付できませんでしたので、今回は添付します。ケージ側面のワイヤーの壁を半分はずし、そこへハウスをどうにか接続しました。(天井はドッグトレーナーさんの指示により、作りました。飛び上がりによるヘルニア予防との事です。)

これによりハウスを取り外すことが難しくなり、昨晩は子供たちの部屋へ連れて行かず、自分の部屋に寝かせました。毛布と布団をケージにかぶせて外の様子は見れないようにしています。寝るときは疲れていたのか10分ほど吠えて寝ましたが、3時半には起き、吠え始めました。

30分ほど我慢したところで根負けし、母がリビングへ移動。それでもしばらく時々吠えていましたが、布団も取らず、放っておきました。時々咳払いをすると、いることがわかったようで、その後はしばらく寝ました。朝、8時半頃朝食を与える際確認したところ、トイレにもハウスの毛布にもオシッコしていました。

「ハウスの中にはオシッコはしない」とドッグトレーナーさんから聞いていましたが、がっかりで、ちょっとショックです・・・。

今日の3時半の吠え方はいつもより音量も大きく、執拗でした。自分のケージで寝るのは久しぶりだっただからか、ハウスがあっても状況は変わらないのだな、と少し凹んでいます。このまま夜も自分の部屋で寝かせるようにしたほうがよいのでしょうか?

リビングに人間が移動してきて寝ると収まるので、あまりにうるさいとそうしていますが、そうする事も犬のわがままを聞いていることになるので止めたほうが良いのでしょうか?

近所の迷惑を考えると、なるべく吠えは抑えたいと思います。堀川さんの指導の通り、「吠えたら口を押さえる」を実行したいのですが、誰かがいなくなると吠え、戻ってくると止めます。なかなか現行犯で抑えることができません。

「クーン、クーン」と甘えたような声を出し、こちらの様子を伺っている事が多いのですが、この時点でも口を押さえたほうがよいのでしょうか?

そして、ハウスにオシッコをしてしまうとそこへ寝なくなると聞いたこともあるのですが、ハウスにオシッコをすることが日常化してしまわないかと心配です。一過性のもので、月例を重ねれば解消するのならいいのですが。

まだ環境改善も始めたばかりですが、快方へ向かっているのか確信がなく不安です。ご指導いただいたことをなるべく忠実に実行したいと思っています。お気づきのことがあれば、大変お手数ですがメールをいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。


返答内容>ハウスの中にはおしっこはしないとトレーナーさんから聞いていました・・

↑これは正しいです。ただ、まだダックス君が「自分の寝床」という認識をしていないからです。定着していないのと、まだ知能が低く興奮も影響しています。

「自分の寝床」という認識をしていないから、オシッコもするし吠えて「出せ」と言っているわけです。

>このまま夜も自分の部屋で寝かせるようにしたほうがよいのでしょうか?・・
>リビングに人間が移動してきて寝ると収まる・・

↑はい、これが良いです。定着するまでしばらくこうしてあげてください。ただし、かまったり見つめたりせず、吠えた時は口閉じで毅然と教える・・というスタイルにしてください。

まずはとにかく、「クレートハウス(ケージ)が自分の寝床であり普段の居場所なんだ・・」と認識定着させることです。ハウスを好きになるようにしましょう。ハウス内でゴハンを食べさせる・・ケージ内やハウス内にご自分の手やコングを入れて少し遊んであげる・・ということもしながらハウス好きにさせてください。

ハウス好きになれば、中でオシッコ・ウンチもしなくなりますし、そこが好きで落ち着ければ「出せ」と吠える必要もなくなります。

それと、お写真のケージ内のフリースペースが広く感じます。もしそこを犬が気に入れば、そこ以外の場所(ハウスなど)にトイレしたくなるのは当然です。なるべくフリースペースは狭くしましょう。余っている柵や木の板を利用してケージ内をもう少し狭くしたほうが良いです。運動・遊びは、飼い主さんがメリハリを付けて主導して、時間を作って出してすれば良いのです。

まだ5か月で知能も低いですし、興奮癖もまだまだありますので、そこは大きな気持ちで受け止めてあげることも必要です。

今の時点で犬が出来る事・・を把握してあげて、そこからほんの少し難しく・・定着したらまたほんの少し難しく・・と教えていくと良いです。例えば、最初は同じ部屋のケージの近くで寝てあげて、そこから毎日少しずつ離れて寝ていき、次は時々部屋から出てすぐ戻る・・出る時間と回数を徐々に長くしていき慣れさせながら、段々犬が一人で待てる時間を長くしていく・・という段階を作ってあげることです。

余談ですが、お部屋にもう一つトイレと柵がありますが、もしそれが同じ部屋ならば無い方が良いです。本来の居場所のケージに入ってトイレをすることを定着させたほうが良いです。(お写真が別のお部屋ならそれで結構です)

生後5か月では、まだまだ不安定な時期は続きますので、あせらず無理せず少しずつ展開しながら続けることです。

では、頑張ってください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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