犬のしつけがQ&Aで分かる!

ハウスに入りたがらない犬のしつけ

質問内容こんばんは。犬の近況報告を致します。以前に相談しました避妊手術ですが、先日血液検査をして、少し貧血気味でALPが高めでした。しかし手術は予定通り1週間後に行えそうです。体重は15.5Kgで6か月になるゴールデンにしては小ぶりですがやんちゃで元気いっぱいです。

いざ手術日が決まると可哀想な気持ちになりますが、犬のこれからのためにはやはり必要なことだと思います。

散歩も大好きで平日は朝晩あわせて30分ぐらいしかできませんが、休日は多めの散歩をしています。まだ引っ張りはありますが少しづつですが私と同じ速度で歩いてくれることがあります。

〇〇県は雪が多いので、庭に積もった雪にもぐりこむことが大好きで、雪もいっぱい食べましたが風邪をひくこともなく寒い冬をすごせました。

歯も全部抜け変わり、以前より甘噛みも少なくなったような気がします。心配なことも、これでいいのかなと思うこともたくさんありますが、堀川さんの結果は求めずただ繰り返すことのご指導が私たちにも浸透してきて、将来の犬の姿を想像しながら頑張っています。

犬はハウスに入るのが嫌いで、ハウスと指示を与えるとひっくり返ってだだっ子になります。

HPに書かれた方法はいくつか試してみましたが、3日もすると慣れてしまいハウスに入らなくなってしまいます。ゲージから出していいる時間は1日で合計1時間程度です。何か良い方法はありますでしょうか。

 

返答内容

遊びや団らんをピタッと止めてハウスに入る・・というギャップの大きさに、まだ犬が適応できていないんです。

そういう時は無理に犬を入れたりしないで、遊びをハウスの中まで延長してあげましょう。

「遊び終了・・」という雰囲気を作らないで、そのままハウスの中にコングを転がしたり、自分も入ったり手を入れたりして自然に誘います。

ハウスに入る過程では、もちろん褒めと指示音ジェスチャーの関連付けは忘れないでください。

ハウスの中で、そのまま少し遊んでください。

そしてポイントは、それで「扉を閉めて終了・・」にしないことです。

またハウスの外にコイで呼び出して、褒めて少し遊び、またハウスまで遊びの延長・・

これを何度か繰り返してから、扉を閉めて「おやすみ・・」です。

最初は、いきなり期待しないで、遊び時間の後半半分を費やすくらいに、もうハウスと行ったり来たりにして、とにかく入る→出る→入るの回数を多くすることです。

これが多ければ多いほど、犬の中で「ハウス=遊び終了=つまらない」という概念が消えていきます。むしろ「ハウスの中にはまた楽しいことが待っている」という認識になっていきます。

犬のしつけは何でもそうですが、ギャップを作らないことです。急にゼロから100はできないので、簡単なレベルから徐々に適応させることです。

繰り返していき、「ハウス」の指示で犬が自分から入れるようになってきたら、徐々に「入る→出る→入る」の回数を少なくしていってください。

では、今日は以上ですが、犬の避妊手術後に気を付けてください。

手術後2・3日は犬の元気がありませんので、心配になりますが、気を使ってゴハンを手で食べさせたり、ジロジロ見たり、猫なで声でナデナデしないようにご注意です。

犬には、「手術後だから気を使ってくれている・・」などという思考は一切できません。環境の変化・ホルモンバランスの変化による興奮・イライラも含めて、関係が崩れやすくなります。

いつも通りに毅然として自然体で接してください・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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