犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで子犬・小型犬の散歩の練習のやり方

質問内容
前回ご相談させて頂いてから、ご指導通り室内で離す時は常にリードを付けて室内でお散歩をめげずに続けました。

噛みぐせはまだマシになったように思います。

まだまだ足には噛んできたりしますが、言われた通りリードを短めに水平に上げ距離を取るようにしています。

4月14日で5ヶ月になり、4月22日にやっと3回目のワクチンが終わったので25日にお散歩デビューしました!

近所は車も人も多く、初日はキャリーバッグに入れ、2、30分離れた広い清潔な公園まで徒歩で行き、公園内でのみお散歩の練習をしました。

恐がりさんでない性格からかお部屋での練習のかいあってか座り込んで動かないという事もなく初日にしてはスムーズにお散歩が出来ました。

堀川さんのお陰です。ありがとうございます。

他の大きいわんちゃん達を恐がることもなく愛想ふりふりで寄って行き、吠えられても吠え返す事無く良い子でした。良いのか悪いのか車や他のわんちゃんの鳴き声も全く気にならない風です。

初日からリーダーウォークまでは行きませんでしたが、無理にひっぱる事、座り込む事もありませんでしたし楽しくお散歩していたように見えました。

お散歩は時間も場所もランダムに早朝等は車も少ないので近所の道路を軽く散歩しています。


今回はお散歩デビューしたところでコレでいいのかな?
というところがあるので、またメールさせて頂きました。

①近所に公園がないのでキャリーバッグに入れ徒歩で30分公園へ行くのはキャリーバッグにいる時間だけで往復1時間なので負担になるのでは?と友人に言われ気になりました。自転車にキャリーバッグで、だと負担がさらに大きいかな。。。と思い徒歩です。

(ワンコは顔と前脚だけ外に出して公園に向かう間お外を見ています。飛び出し防止でキャリーにリードを繋いでます)

②リーダーウォークもちろん完璧ではありませんが、勝手に好きな方へ行こうとすれば無言で止まり逆向きになれば、わりかし直ぐに従います。

私がわざと止まったりすると顔を見上げて何?何?と私を伺っているというか嬉しそうに見えます(笑)

気になるのが、車道側(右側)を私が歩いてワンコは危なくない側(左側)を歩かせたいのですが何故か直に車道側に回りこんだり足の間から出てきたりして私と平行に歩いてくれません。

何回か靴にあたったり踏みかけたり焦りました。

リードを水平に持ち上げ距離を取るように左側を歩くようにし、足の間に入ってきたり車道側に回りこんできた時は立ち止まるようにしていますが、これでいいのでしょうか。

ロングコートチワワで1.65キロですが、結構力もあり、水平にリードを保つのもワンコの細い首がおかしくならないかちょっと心配です。

小さいし首は細いので力加減が難しいです。

現時点で何か問題点あればまたよろしくお願いします。


返答内容
>他のわんちゃんの鳴き声も全く気にならない風・・

↑これは犬がまだ幼すぎて無知だからです。

人間の幼子もそうですね。知らない人にもニコニコして近寄ったり話かけたりしますが、小学生の後半にもなってくると、段々と警戒心が出てきたり慎重に行動するようになっていきます。

犬も同じで、今がちょうど分かれ目のところです。今の月齢くらいから、段々と権勢本能や警戒心などが鋭くなっていきます。

何か怖い体験がきっかけで、そこから変わっていきますので、今後の変化に対して悲観したりしないようにしましょう。そうなった時は、成犬としての本能が出てきたということです。

そして、怖さや警戒することを知りますので吠え癖が出たりしますが、その一方で今度は経験を重ねていきながら知能もさらに上がっていきますので、正しく教えて良い経験をさせることで、慣れたり吠えてはいけない事を学んでいきます。

ですので、今後も犬の反応は変化が大きいです。その度に一喜一憂されないで、正しい教えと関係作りをしていきましょう。

関係しだいで、犬の不安や教えの効果が全然違ってきます。


①都会でも脇道や路地裏に入れば、そうそう車の往来も多くは無いはずです。

もう少しして、外の世界に慣れてきたら道路も歩いてみましょう。リードを自分の腰に1周縛って、そこに犬を付ければ、とっさにリードを持つ手が外れても安全です。また、短めに持つことになるので犬の飛び出しも防げますので、安全性が必要な場所ではそうすると良いです。

>ワンコは顔と前脚だけ外に出して・・

↑これなら犬の負担にはならないです。フラフラしなければ自転車でも良いです。


②今の月齢でリーダーウォークが完成することはありません。

さらに7・8か月になってくると、犬がズル賢くなったり権勢本能や自我も強くなるので、制御されるのを嫌がってリードや飼い主さんのズボン・靴を噛むようになる場合があります。

今のやり方で良いですので、根気良く続けましょう。それと、①でお話したようにリードを自分の体に一周縛っておくのと、あとはとにかく「ツケ」の反復練習です。

毎日毎日練習することで、犬の習慣にもなりますので、いずれ犬も理解して自然に左側に着くようになります。左の太ももをポンポンしてツケの指示音と同時に褒めてください。ちゃんと理解していきます。

それと、子犬や小型犬の場合は、犬を踏まないように人間は「小股」で「すり足」で歩いてあげると良いです。


そして、しつこいようですがこれも関係作りが大きく影響します。

飼い主さんにしっかり付いて歩きたい・・指示に従って褒められて嬉しい・・そういう関係作りがないと、何も進歩しません。普段の何気ない接し方しぐさ態度すべてがつながっています。

力技や体罰で調教などしなくて良いです。とにかく自分の主導性と毅然さを一貫して犬に見せ続けることです。

テクニックとしては、無理にUターンしたり急に切り返さなくても、止まってジッと無視・・また歩く・・止まる・・早歩き・・そんなことでも良いですし、犬にリードを付けてそれを持ってコング遊びしても良いです。

テクニックは、あくまで手段の一つでしかありません。目的は一つで、ご自分の主導性と毅然さを犬に示すことです。

あくまでその手段の一つとして、いくつかの手法をお教えしているだけに過ぎません。形にこだわらないで、目的と本質にこだわってみてください。

1歳くらいまでは変化がいろいろあって不安定です。無理してあせったり期待されないで、やるべき事を淡々と続けていきましょう・・・


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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