犬のしつけがQ&Aで分かる!

来客時のみ吠えてピンポンには反応しない犬のしつけ

質問内容
堀川さんお久しぶりです。(チワワのオス2歳半)

あれからリーダウォークや仰向けなど、続けていて、ハウスなど、指示も聞けるようになっています。

まだ悩みで、来客は全然指示がはいらず、吠えまくりです。

この間姪っ子が泊まりにきて、いつも来客はリードをつけて、吠えると注意していたのですが、ずっとリードだとこちらも用事ができないので、ずっとゲージに入れたまま過ごしてみました。

吠えずにおりこうにしており、前を甥っ子が通ると吠えたので、注意すると静かにいられたので、いつもの吠えまくりを想像していたので、びっくりしました。

ゲージだとおとなしいのか。と思い次の来客時同じ環境で迎い入れましたが、やはり吠えまくりです。

来客時、やはり警戒心がMAXなようで、ゆっくりして話もできず、しんどいです。

どのようにすればよいですか?

堀川さんのトレーニングをし変わった点はいくつもあります。

エサなしで指示も聞けますし、普段はおとなしく、おりこうになりました。ハウスも多少嫌がりますが、スムーズです。
無駄吠えも普段は全然減り、吠えまくりは来客や、郵便、宅配だけです。

やはり人に慣れるしか方法はないですか?

共働きなので、来客も正直少ないので、練習回数も少ないのですが。

すみません。また、ご指導よろしくお願いいたします。


返答内容
頑張ってこられましたね。

進歩されているようで良かったです。自信にしていただいて、さらに教材で学び、もっと精神的に強くなっていただきたいと思います。

さて、手が離せない時の来客時などの吠えですが、

「布掛け目隠し作戦」はされてみられたでしょうか。

Q&Aサイトの検索で、「布掛け」で検索すると記事がたくさん出てきます。

やってみてください。(1記事だけでなく必ず5記事くらいは見てください)

それでもダメな場合は、動画を送ってみてください。

最近は携帯でもデジカメでも普通に動画を撮れるようになっていますので、それをユーチューブに「限定公開」の設定でアップしていただいて、そのURLをお知らせいただければ、投稿者と私だけが見れる設定になりますので、プライバシーは大丈夫です。

あるいは、端末内の動画ファイルをそのままメール添付で送ってみてください(ファイル容量が大きすぎるとエラーで送れません)

・どのように遊んだりスキンシップしているのか
・どのような教え方をしているのか
・どのような叱り方・褒め方をしているのか
(その他、散歩風景なども撮れたら)

が動画を撮っていただくポイントになります。

それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
お返事早速ありがとうございます。

布かけのところ見ました。来客の際、リードをつけて吠えるとお座りをし、シッとリードをひいたり、仰向けや、口を閉じたりして対応していたので、まだ試したことながなかったので、早速したいと思います。

リードで指示していても、まだまだ来客は怖いみたいで、吠えまくりなので、毛布をかけて、様子を落ち着いて見れるように試してみたいと思います。

昨日の散歩と(雨降りだったので、お座りとかさせてませんが。)コング遊びはたまにするくらいなので、テンションが上がりまくりですが。

普段の動画を送らせていただきました。

普段吠えなくて、ピンポンの練習にも全然吠えないので、叱る動画がないのですが、その場面がきたらまた送りますので、よろしくお願いいたします。


返答内容
動画ありがとうございました。とても良い子ですね(^_^)

表情も穏やかで頭も良いですし、素性はすごく良い子です。

関係も悪くないですし、指示も聞きますし、お散歩も上手です。

さて、褒める時に頭を触られるのを嫌がっているようですが、小動物は特に、上から近づいてくる大きな物を本能的に避けたがります。ワシやタカなどの猛禽類を警戒する本能です。

そして、大きい立耳型で、耳が頭の上に付いている犬も、嫌がる傾向があります。

あとは、信頼関係がもう少し足りないという要素もあります。

そういう子には、無理に頭を触らないで、前足の付け根付近(人間で言う肩)をポンポンポンして、指示音ジェスチャーでハキリと分かりやすく褒めてください。

あいまいだったり一貫性が無いと犬は理解できません。

指示出しも、声だけでなく、ジェスチャーを必ず加えましょう。老犬になると耳が聞こえなくなる犬も意外と多いです。もしそうなっても、ジェスチャーで覚えていると非常に助かります。


さて来客時の吠えですが、散歩中は落ち着いているようですので、人間そのものへの警戒というよりは、テリトリー意識が強くて吠えているかもしれません。

そうなると、実際の来客を待つか、友人知人にお願いして遊びに来てもらうと一番良いですが、そうでなくても、なるべく人通りの多い駅やお店の前に行って、他人に慣れさせることもプラスになります。

時間があればそれもやってください。

あとは、お話したように、まずは布掛けをやってみましょう。

飼い主さんからのお返事.png
お返事ありがとうございます。

散歩では他の犬に出会うと我慢できず吠えてしまいます。
それと、マンションなのですが、エレベーターで人に会うと吠えるます(*゜‐゜)/////

指示も前よりは聞いてくれますし、カメラには写ってないですが、堀川さんの教えと同じジェスチャーをしています。
1にすると声なしでも一応お座りはする感じです(*゜‐゜)

普段はいい子になり、来客だけが今の悩みなので、かなり悩みすぎて、超音波の吠えると反応するのを買おうか一瞬迷いましたので、こうして堀川さんにもう一度相談し、本当に助かりました。

いい子だと信じて、もういちど、基本に戻りチャレンジします!!!

来客の様子また動画おくります。
布かけもチャレンジします。

ありがとうございました(*´ `*)  

すみません。
先ほどの質問のきき忘れですが。。。

私がいてもまだまだ安心できず来客は吠えてしまうという感じですか??
まだまだ信頼関係を深くするにはどうしたらいいでしょうか?


返答内容
もし本当に素性に問題があって、権勢本能や威嚇性があまりにも強い犬は、歯をむき出して「ウ"~」と激しく唸る症状が加わります。

吠えた時の動画をまだ拝見していませんので確証はありませんが、おそらくそうではなく、「興奮刺激で思わず声を上げた」というものが多いです。

人間の子供たちも、遊んでいる時や面白いものを見た時や、ちょっと興奮するような時は、キャーキャー言って騒ぎますよね。

もちろん、その中には防衛本能も要素としてありますし、相手の反応を見るために遊びで言っている要素もありますし、単に興奮で思わず声が出た、興奮ストレスの発散行動・・・などなど、いろんな要素が複雑に混じっていることが多いです。

あとは、かまってほしいという要求吠えもあります。

飼い主さんへの要求吠えならば、それは当然しつけ不足や甘やかしが主原因ですが、物音や他人や動物への吠えは、ポイントは経験不足なんです。

たくさん経験を積んであきてしまったり、怖くないということを何度も経験すれば、犬にとっては別に気にする必要が無い、どうでもいい事になるのです。

ただし、経験させてもそこで分かりやすく注意して理解させることが出来なければ、それは飼い主さんにも責任があります。

そして、おっしゃるように信頼関係も影響します。

やるべき事はもうご存知ですので大丈夫です。あとは少しずつ強度を上げながら、続けるだけです。

全体的には良い方向に進歩してきたわけですよね。それはつまりやり方が正しかったからです。

でも正しいからと言って、急に0点から100点にはなれません。5点→8点・・・32点・・67点・・というふうに、コツコツ積み上げていくものです。

ですので、ご自分を信じて、自信を持って続ければ良いだけです。強度(意識・手法)もちょっと上げてみてください。

そして、あとは犬にたくさん経験を積ませることです。

犬は人間よりも圧倒的に知能が低い、半猛獣の動物です。私から見たら、こうやって人間と犬が暮らしているだけでも奇跡だと思っています。犬は良く頑張ってると思います。

それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
おはようございます。

室内でピンポンを鳴らして吠えないんですが、
子供に外からピンポンを押してもらい、
私がソワソワし、「どうぞ~」
と言って、来客が来た感じを醸し出す感じで練習してみました。

動画を送りますのでよろしくお願いいたします。
実際来客が目に見えるともっと吠え散らかします(*゜‐゜)/////


返答内容
このメールをいただいたのと入れ違いで前回の返信をしてしまいましたが、内容は同じで大丈夫です。

威嚇の要素は少なく、興奮と興味性の要素が大きいです。

先ほどのメールでお話した内容で変わりません。

教え方としては、もっとハッキリ指示出しと型作りをしてあげてください。

スワレ、マテの指示音をハッキリ伝え、ジェスチャーも犬の目の前にしっかり見せてください。

伏せをさせても良いです。伏せをすると、体勢的に吠えにくいのと、主従関係の示しにもなります。

それと、「オスワリ」よりも「スワレ」が良いです。なるべく短い短音に近づけることと、オテやオイデなど語頭が同じになるようなものを作らないことです。

オテ、スワレ、コイ。にすれば、短く、音の違いもハッキリします。

犬は音で覚えているだけですので、「オ・・」でもう反応し始めるのです。

教える手法自体は、「シ!」の注意音を出しながら首輪をチョンと引き上げる方法もありますし、お話した布掛けもやってみてください。

お話したように、教える機会が少ない場合や難易度が高いしつけは時間がかかります。直近の結果で一喜一憂されないで、コツコツ続けていくことです。

そして「指示を聞きたくなる関係」が土台です。これもすぐには完成しません。自分も変わらないといけませんし、一貫して続けて犬が認めるまで根競べもしないといけません。

それではまた頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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