犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬を触ると噛んでくる場合のしつけ

m1.png仰向けにしてさわっていると口を大きく開けてきます。そして嫌な所をさわると軽く噛んできます。

動きはゆっくりなので痛くはないのですが、ゲージ以外でブラッシングや耳の手入れで触る場合は、やや強く噛む癖があるので将来が心配です。


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主従関係を積み上げると同時に、噛み付きも型と音で教えてください。わざと耳を触り噛もうとしたら、首輪を軽く引いて「ダメ」・・止めたら褒める・・また耳を触る・・噛まなければ褒める・・この繰り返しです。

信頼関係も主従関係もすぐに積み上がるものではありません。心配もあせりもいけません。経験が少ない子犬は嫌がるし、怖がるのが当たり前です。例えばボール遊びの流れの中で触る・・ということを繰り返していると、自然に少しずつ慣れることができます。

それとマテを完成させる必要もありますし、グルーミング時のしつけは、1メートルくらいの作業台を用意すると良いです。
テーブルとダンボール箱を組み合わせるなど・・少し高いところにのせると、犬は安全確保のため大人しくなります。

またグルーミング時に無理して強引にやったり、痛い思いなど辛い印象を与えると、その後もずっと嫌がりますので、主従関係ができてくるまで、グルーミングの頻度や時間も必要最低限にしましょう。

ちなみに犬の耳の中は人間以上にデリケートなので、あまり毎日手入れし過ぎるとかえって炎症を起こします。

夏場に入る前だけ、耳の中の毛をカットして蒸れないようにしてあげ、たまにティッシュで軽く拭いてあげるだけで十分です。完璧にキレイにしようと一生懸命こすると炎症になります。また市販のローションなどは成分が強すぎて、これも炎症を起こす場合が多いです。

ブラッシングは無理しなければ、本来犬は好きです。子犬で慣れるまでは、部分部分で時間を分けて、一回の時間を短くしましょう。ブラッシングの気持ち良さを理解すると、ブラシを見ただけで自分から寄ってくるようになります。

以上ですが、結局はこれも主従関係と信頼関係の積み上げに比例することをご理解ください。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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