犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬が唸って噛んでくる場合のしつけ

質問内容
先日は、アドバイスありがとうございました。あれから、家族と相談し、室内飼いにする事にしました。たびたびのメールで申し訳ありません。柴犬2か月半になりました。

ケージの中では、あまり甘噛みもしないし、吠えてもすこし口を閉じて注意しほめて、ちょっとしつこいと布をかぶせると静かになります。静かになったら布をはずします。仰向けもまあまあおとなしい方だと思います。

なので、ちょっと安心していたのですが、首輪にもなれてきたので、先日運動不足解消にと思い、ヒモつきボール遊びをしようと、リードをつけ最初はぷらぷらさせて遊ばせ、(リードは気になるみたいでずっと噛んでます)そのあとボールをみさせ、おすわりさせようとおもいましたが、リードやヒモばかり噛んでしまい、そのうち足も噛みにきましたのでやめました。

そして今日の午前中、家族も休みでしたので、遊ぼうとケージからリードをつけてだし、(リードは噛んでばかり)その後ボールをみせておすわりさせようと首輪をもって型をさせようとしたら、すごい勢いで唸って、暴れガブッと本気噛みでかまれました。主人もかまれました。(主人は犬好きでやさしいです)

あおむけにして口をとじようとしたのですが、さらに暴れてよけい噛まれそうでしたので、そのままケージに戻しました。室内にリードをもってはなした時とケージの中のギャップが激しいです。みんな楽しもうとしていたのになんだか暗~くなってしまいました(>_<)

3か月の柴犬のQ&Aをみると噛み付きは許さないでください。ここで許すともっと大変になります。皮手袋をつかってあおむけを実践してくださいとありましたが、暴れているときにそれをしたらもっと悪循環にはならないのでしょうか?

暴れて噛もうとするのをあおむけにしておとなしくなるまで口を閉じさせることをしたほうが良いのでしょうか?

最初のころ、甘噛みを治そうと、少々暴れても仰向け固めをしていました。(子犬に対してはダメということを知らなかったので。)そして友人から噛んできたら母犬みたいに自分の口で少し噛んだらいいよと聞いて少しキャンというくらい3回ほどやりました。

最初のメールをいただいてからは、無理にはしないようのしてたのですが...今思うとそれが不信感になってしまっているのでしょうか? 関係を悪化させたくはないです。今からでも取り戻せるでしょうか?


返答内容今回は、状況をよくご理解されたうえで進めましょう。まず、今回の柴犬ちゃんは、親兄弟から離される時期があまりにも早すぎました。情緒の安定や社会化が出来ないまま家に来てしまいました。さらに人との接触も少なかったと思われます。

そんな中で最初のころにチヤホヤし過ぎた問題もありました。今回は期待しないで、少しずつ展開していってください。

>みんな楽しもうとしていたのに・・

↑こういうことは今の段階で期待してはいけません。相手は知能の低い経験も何もない猛獣状態です。期待や良いイメージを持っていると、現実とのギャップに苦しんでしまいますので、「今は成長期だから苦労して当たり前・・」、そういう意識でいてください。

今回は、噛み癖を集中的に直しましょう。しかし無理はいけません。本書は基本スタンスをお話していますし、Q&Aサイトはそのご家庭の状況に合ったアドバイスをしていますので、あくまで参考としてとらえてください。

このメールサポートを行っている理由は、犬によって飼い主さんによって成長度合いによって進捗度合いによって、やるべき事や強弱も変えていただきたいので、個別にお話しています。迷ったら聞いてください。

>友人から噛んできたら母犬みたいに自分の口で少し噛んだらいいよと聞いて・・

↑ですので、こういうことも本来は良い事なのです。ですが、過去の環境や最初のチヤホヤの接し方で基準値ができあがったところにそれをやり始めるので、犬はそのギャップに驚いてパニックになってしまうわけです。

ですので、徐々に徐々に進めていきましょう。まだ月齢も幼すぎます。

まず、あお向けまでしないで、スワレでもあるいは四つん這いで立ったままでも良いので、その状況で手を見せながら噛み癖を直す練習をしていきましょう。

作業用の革手袋と、腕輪か厚手の服、厚手のズボンと靴下二枚履きで準備してください。ビクビクしたり噛まれて反応すると、犬の興奮があおられたり、面白がったり見下してきます。まずは落ち着いて出来る準備です。

ケージ内ではわりと大人しい・・ということですので、まずはその準備した装備のまま、ケージ内に手を入れ慣れさせましょう。

上から近づけると怖がりますので、出入り口の扉のところから犬の目線の高さで入れましょう。クンクンしたり舐める程度なら、「○○良い子」で軽くポンポン褒め、そのままさせて2・3分慣れさせましょう。

もしそこで噛んできたら、「ダメ!」の音と同時に手を犬の口に一瞬押し込んでください。犬は嫌がってのけ反りながら放しますので、すかさず「○○良い子」で褒めます。ポンポンしようとすると噛むのでまだ触らなくて良いです。

そして、また近づけます。噛まなかったら「○○良い子」で軽くポンポン褒め、噛むようなら「ダメ!」の音と・・・ひたすらこれを繰り返してください。

くり返していくと、犬も慣れてきて段々怖さがなくなってきたり飽きてきたり、口の中に入れられるのが嫌になるので止めるようになっていきます。とにかくあせらないで期待しないで続けることです。体罰ではなく、根競べなんです。

そしてケージ内でのその状況に慣れてきたら、今度はリードを付けてケージから出し、リードは別の人に持ってもらいながら、先ほどと同じことをひたすら繰り返してください。

それを続けていき、強い噛み癖が抜けてきたら仰向けも少しずつやってください。リードを付けたまま遊ぶことは続けて良いです。(手袋などの準備はする)。子犬は慣れていない段階では、興奮してリードを噛んできますが、そのうちに慣れてきて飽きたりもします。興奮が激しすぎる時は無理に抑えないで良いですので、いったんケージに入れて落ち着かせてからまた遊べば良いです。

では、今回はそのように進めてみてください。今の月齢では、小さな猛獣状態は当たり前で、こういう状況はよくあることですので、普通だと思って感情的にならず少しずつ淡々と続けることです。少なくとも1歳未満は期待しないことです。良くなったり戻ったり・・色んな反応・変化があって不安定です。

今は教えている段階であり関係作りの段階ですから、上手くいかない・・反発する・・ということはあって当たり前です。無理せず淡々と続けるべき時期なのです・・・

 

犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針