犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬がすごくシッポを振るのに言うことは聞かない

質問内容
前回の犬のしつけ相談ありがとうございました。(生後11か月。噛み癖があって以前5か月間ドッグトーナーにあずけたが言うことを聞かない犬)

シ!は、声を出しますか?それとも「静かに」のシーのように息のみでしょうか?

うちの犬は、私の歩く音で私が階下に降りたり外出から帰ったのに気付き、興奮してバタバタしたり、クンクン甘えた声を出したりします。

姿を見つけると、ものすごく尻尾を降ります。私にだけです。

でも、いざ私がコマンドを言ったり散歩に連れていったりしても、全然言うことを聞きません。言うことを聞くのは「おすわり」又は「シット」です。ステイは、一瞬しかしません。

なついてるのか、なめられてるのか良く分からないのですが、どうなんでしょう?

リーダーウォークは、毎日やっています。まだうまくいきませんが...


返答内容
シ!に限らず、犬への指示や音の関連付けは、人間の言葉よりも「音」という感覚にしましょう。

ハッキリした短い単音が良いです。

悪い例は、なだめるような「シ~~~」や「いけないでしょう~~」のような長くてキレの悪い声掛けです。

短くシャキッとした発音の方が犬に伝わりやすいです。

指示「言葉」ではなく、指示「音」です。


それから犬のシッポ振りですが、多くの方が勘違いするのが

「犬がシッポを振っているから嬉しいんだ」
「犬が自分に対してシッポを振ってくれないから、きっと嬉しくないんだ」

と思ってしまうことです。

犬は怒っていてもシッポを振ります。(シッポの振り方も同じ場合)

つまり、犬がシッポを振る要素は「興奮」なのです。

犬は本当にリラックスして信頼している相手に対しては、シッポは振らずにゆったり近づいて寄り添ってマッタリします。一緒に居るのが当たり前の良い関係です。

四六時中シッポを振っている状態とは、ストレスが多い状況と言えます。

ですので、「犬が自分にシッポを振ってくれない」と悲観することはありませんし、反対に「犬が自分にシッポを振るから嬉しいんだ。なついているんだ。」と思うのは間違いなのです。

だから、初めて会う人や来客にも犬はブンブンとシッポを振ります。また、「犬がシッポを振るのでなでようとしたら噛まれた」ということが起こるわけです。

飼い犬が、自分に会うたびにシッポを振るということは、「まだ興奮されてしまうような対象」だということです。「リラックスして当たり前のように接することができない」ということです。

もちろん、良い関係になっても遊びや散歩の時には、興奮するのでシッポは振ります。


今回は、まだ主従関係・信頼関係が出来ていないという状況です。だから本教材をお買いいただいたわけですので、何も悲観したりガッカリすることはありません。これから関係作りをしていくのです。

まだ始められて間もないですので、すぐには完成しません。成犬でもありません。5か月間預けていたハンディもお話しましたね。

まだしばらくは求める時期ではありません。「与える時期」(教える時期)なのです。それはもうご理解してあげてください。

あせってイライラすると、犬にもそれが伝播しますし、弱さを見抜かれてしまいます。犬はそういう感覚がとても鋭いです。(人間の子供もそうです)

大きな気持ちで、「お前なんか気にしていないんだ」というくらいの主体性の意識を持ってください。その意識で淡々と続ける根競べになります。

どちらが根負けするか、という精神戦です。犬も人間の祖先も、そういう自然淘汰の中を何百万年も生き残ってきたのです。自然の摂理なのです。

アウンの呼吸や思いやりで相手に譲歩するのは、大人の日本人くらいなものです。

しばらくは、リーダーウォークで毅然さと主導性を示して、根競べしていく期間です。まだしばらく続くと思われてください・・・


 


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