犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬のしつけ飼い方で運動量・噛み癖・リーダーウォークの始め時

質問内容はじめまして。はじめて犬を飼うのですが、だんだん暴れだしてきましたのが勉強の動機です。

【状況】さっそくですが質問をお願いします。

生後2か月のゴールデンレトリバーの女の子をペットショップから我が家に迎えました。

下痢と嘔吐を3回しましたので、獣医さんで注射と薬をもらい今は元気になりました。夫婦二人とも平日は仕事があり犬はゲージでお留守番になってしまいます。

最初の1週間はゲージのみでしたが先週ハウスを作りました。ゲージのみの時はゲージのノブを噛みウナリ声をあげていましたが、ハウスを作ってからはだいぶ落ち着きました。しかし、やんちゃぶりは相変わらずです。

【質問】朝晩の食事前に10分程度、たたみ1畳ほどのスペースで遊ばせますが運動不足でしょうか。

子犬の運動量はどのくらいが適当なのでしょうか。

先週から甘やかしは止めていますが、まだ子供ですので極端に厳しくはしていません。あま噛みぐせがひどく、都度ダメと言い聞かせていますが、これも運動不足からくるストレスが原因でしょうか。

17日に2回目のワクチン接種をおえました。屋根付車庫がありますのでそこでリーダーウォークを始めても大丈夫でしょうか。

乱文で申し訳ありませんがご回答いただければ幸いです。以上よろしくお願いいたします。

 

返答内容

まず、本書内の子犬編・Q&Aサイトの子犬のカテゴリ、ご購入時の自動メールでご案内した子犬解説編は熟読されてください。

では、その復習も含めてお話していきます。

生後2か月でペットショップから来た・・ということは、もっと早い時点で親兄弟から引き離されているわけですが、本来は早すぎるんです。

子犬は噛むのが当たり前です。生後1か月も過ぎると、子犬はジタバタしたり噛んできます。もうこの時期になると、親犬はチヤホヤの世話はすることなく、厳しく淡々と数か月かけてしつけをしていきます。

また、兄弟ゲンカの中で噛まれたり怒られたりしながら少しずつ学んでいきます。

本来はそうやって学ぶべき時期に引き離されているわけですので、噛み癖が残っているのは当たり前ですし、今度は人間家族が親犬やリーダーの代わりになって、毅然と淡々と教えていかないといけないのです。

子犬は家に来て、環境の違いに慣れるまではストレスもありますし様子見もあります。しかし慣れてきて、人間がチヤホヤするので癖になり関係も崩れ、やりたい放題になっていくのです。

ただし、今の月齢ではまだ知能も経験も何もない小さな猛獣状態ですので、結果は一切期待してはいけません。まだまだ数か月は現状が続きますので、そのおつもりで大きな気持ちで続けてください。

知能が低すぎるので、アレもしようコレもしよう・・というのは無理ですので、「チヤホヤしない・・」「リーダーとしての態度を示す・・」それだけでも良いのです。あとはスワレ・マテくらいを遊びながら教えていけば良いです。

そして、噛みつきは一貫して注意してください。「シ!」で口閉じで注意しても良いですし、口の中に噛まれた指を押し込んでも良いです。

3か月過ぎてリードに慣れさせた後なら、「シ!」でリードをチョンと引き上げて注意する方法も良いです。

ですので、まだリーダーウォークは早いです。

3か月近くなってきたら、まずは首輪とリードに慣れさせる・・ということから始めましょう。進め方は子犬解説やQ&Aサイトをご覧ください。

コング遊びでもしながら首輪・リードに慣れさせれば良いですが、運動量も含めてもう少し増やしても良いでしょう。子犬は集中力がありませんので、今のように一回は10分くらいにして、それを4・5回くらいに増やしていきましょう。

コング遊びを通して、首輪・リードに慣れさせる・お散歩デビューの練習・スワレとマテの練習・あお向けの練習、まずはそんな項目で進めてください・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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